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介護予防セラピストが骨盤底筋を考える!

訪問フットケア
介護予防セラピスト中西です。

先月の機能解剖学の授業のお題は 「骨盤底筋」@STUDIO PIVOT
骨盤底筋とは、骨盤の底にあり骨盤内にある内蔵を支えている筋肉です。

骨盤とは身体の土台と言っても良い、身体の中心にあり上肢と下肢を連結させている部分です。
骨盤底筋はその土台である骨盤の底にあり、内蔵を支え骨盤を形つくっている筋肉です。
呼吸や排泄機能にも関係が深い部分です。

骨盤底筋

尾骨と恥骨をつないで、ハンモック状にありその中に子宮・膀胱・直腸などが支えられています。
想像してみてください。
骨盤底筋の弾力がなくなり縮んでしまうと、膀胱は支えきれなくなり軽い衝撃でも尿漏れなどのトラブルの原因になります。
男性にももちろんありますが、女性では出産があり子宮もありことから特に大切な身体の部分です。

なぜ骨盤底筋の弾力がなくなってしまうのか・・・
原因のひとつに姿勢があります。
ハム骨盤後傾ー

骨盤が後傾(お尻が下がってしまう姿勢)ので、太ももの裏側(ハムストリング)が縮みます。
骨盤が本来の位置にないため、骨盤底筋にも弾力がなくなってしまうのです。

では、ここの弾力を取り戻すにはどうすれば良いのでしょか?
後ろ3点セット

それは使うことを忘れてしまっている身体の部分を目覚めさせ、使われていない所を補うために依存している部分に力が入っていることを自覚してもらうこと。
簡単に言うと、本来の身体の使い方や姿勢に戻すことです。
車椅子の方や、寝ていることが多い方ではどれだけラクな姿勢を保てるかではないかと思います。

DSC_1193

こんな姿勢では骨盤が後傾して、骨盤底筋が縮んでいます。
呼吸や飲み込みにも影響が出ます。

座位を保つためのクッション使いなども大切であり有効です。
フットケアセラピストのアプローチとしては股関節・足関節への施術が効果を出しています。
股関節のケアは環境的に難しい場合でも、足関節を緩めることによって間接的に股関節にアプローチすることになります。

<参考記事>
膝が伸びない高齢者

そして足関節を緩める前段階で、爪のケアも重要です。
爪は小さな身体の一部ではありますが、姿勢に大きく影響を与えています。
爪が長く伸び皮膚に食い込み痛みがある場合、そのストレスで足にアプローチをしても結果が変わります。

歩くことがなくなっても、寝たきりになっても爪がどうして伸びるのか。
それは生きていくために必要だからです。
逆に歩くことがなくなり、足裏に刺激が少なくなるから爪はさらに必要になるのかもしれません。

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