高齢者の便秘と足首ストレッチ!

介護予防セラピスト中西です。

今日のケアさせて頂いた方で、身体の不調を伺うと便秘がお二人!
お一人は私のケアの後や途中でおトイレに行きたくなった経験があり、今日も期待されてのケアでした。

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なぜでしょうか?
私の行っているトリートメントは、リフレクソロジーの要素は取り入れていますが反射区に働きかけるようなものではありません。
足裏の腸の反射区を刺激した訳ではないのです。

それでも腸の働きは良くなることがあります。
私の得意とする、足首ストレッチは直接アプローチをするのは足首ですが身体全体のバランスを整えます。

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高齢者のほとんどの方が、このような座り方をしているのではないでしょうか?
背中が丸まり、前屈みになっているので胃や腸などの内蔵のスペースは狭くなっています。
狭いところでは活発に動けるわけがありません。

便秘にもなるはずです。
同じ理由で逆流性食道炎や、胃のむかつき、痰が絡んだり食事の飲み込みが悪くなるなどのトラブルも出る可能性があります。

そこでしっかりと足首の動きを良くするストレッチを行います。
足裏のアーチが復活するように、足裏の筋肉も伸ばしていきます。

足首の動きが良くなると、ふくらはぎまで伸びが出てきます。
ふくらはぎは姿勢を保持する大事な身体の一部であり、また第2の心臓と呼ばれ血液を足から心臓へ押し上げるポンプの役割もあります。
そうなのです。
ふくらはぎの筋肉が柔軟になると、正しく姿勢がとれ血行も良くなるので浮腫みや冷えにも効果があります。

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足首ストレッチの受講生が、翌日お客様のケアに早速取り入れたところ

足首ストレッチだけで鼠径リンパが流れた!
背中の丸まりが無くなり、姿勢が良くなった!

などの結果が出ています。

私のケア後や途中で、おトイレに行きたくなった訳は足首ストレッチをすることにより、ラクな姿勢が取れるようになり内蔵のスペースが確保できるようになったと言う訳です。
その結果、腸の運動も活発になり便意をもよおしたのでしょう。

便意意外にも、尿は多々あります。
咳が出る方。
深いため息が出る方も珍しくありません。

これも吐けずに浅くなっていた呼吸が深くなった証拠です。
決して悪い結果ではないのでご安心下さい。

スゴイでしょ!
足のケアの可能性って!

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