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介護スタッフの足の悩み・・・その1

定期訪問フットケア
介護予防セラピスト中西です。

長く定期訪問をさせて頂いています。
多い施設だと月に3回も通っているので、、スタッフとも仲良くなり足のお悩みを伺うことも度々。

たまたま、連日のお悩みの原因が同じかも!
と思いましたで、介護職の方に注意して頂く意味も込めて記事にします。

お一人は、巻き爪の痛みがお悩みなのは以前から知っていました。
正しく整えれば痛みはないのですが、自分の足の爪を丁寧にケアするのは難しく、過去に間違った切り方をして痛みが出てしまった方ですと爪切り自体が恐怖になり、長く伸びたまま放置のケースも多々あります。
ちょうどお昼休みが一緒になったので、足を見せてもらいました。
足を見せてもらうと不思議とお悩み相談になります。

巻き爪にプラス、現在の足のお悩みは「臭い」
女性なこともあり、ちょっと深刻。
それにこれからブーツの季節、夏のサンダルと違って気になりますね。
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もうお一人の方も女性の介護職の方。
2年前にグループホームの介護スタッフになってから、かかとの角質が固くなり色も黄色くなってきたことがお悩み。
痛みはありませんが、いくら保湿をしても一向に改善しないので皮膚科を受診。
固くなったかかとの角質を、コーンカッターでザクザクと削ってもらい保湿剤処方されたそうですがその後、さらにかかとは固くなり悪化・・・
本日のアドバイスとしては、フットファイルで10日から14日毎に控えめに削り根気よく保湿とお伝えしました。
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※ご相談の女性のかかとではありません。

お話を伺い、お二人に共通の原因を見つけました。
それは介護職なら必ず行うであろう業務。
「入浴介助」です。
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お一人目の方は、私に診断はできませんがほぼ「水虫」をお持ちだと思われます。
ご本人にも伝え、皮膚科の受診を勧めました。
趾間に白いふやけが見られました。
多分、臭いの原因もそこではないかと思われます。
ご本人も自覚ありでした。
お二人目も入浴介助を始めてから、かかとが固くなてきたそうです。

介護職はご利用者様が第一です。
自分の足を拭いている暇などありません。
公共の水場では白癬菌はいると思った方が間違いありません。
大きな施設で大人数が共有する、脱衣所や浴室も例外ではありません。
一日に何人も介助をしていれば、自分の足は後回しです。
体調が悪く、免疫力が落ちてたり小さな傷があればすぐに感染してしまいます。
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お二人目のかかとのガサガサも、入浴介助後にきちんと拭かないために乾燥が進んだ結果だと思います。
そしてもしかしたら、こちらの方も「水虫」が疑われます。
かゆみやふやけがなくても、感染している場合はあります。

かかとが気になり始めてからは長靴を履いて介助をしているそうですが、こちらもスタッフと共有の靴だそうです。
いくら保湿を続けても改善が見られない場合は、皮膚科で検査をしてもらった方が良いでしょう。

予防・対策として業務終了後のご自身の入浴時では足をしっかり洗って下さい。
白癬菌は24時間以内に綺麗に洗浄すれば、感染は少ないと言われています。
そしてしっかりと拭き取り乾燥をしてください。

そして毎日、少しの時間でもいいので足に観察をしてください。
変化はないか。
気になることはないかなど、小さな変化を見落とさなければ早めの対処ができます。
介護職は身体が商売道具。
どうぞ足もお大事にしてください。

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