湘南あしケア訪問サービス
代表取締役 中西 薫
サイトへのご訪問ありがとうございます。
湘南あしケア訪問サービス代表 中西 薫です。
当社は神奈川県内を中心に、高齢者訪問フットケアサービス、医療機関内フットケア外来サービスを展開しております。
わたしが高齢者フットケアを始めた理由
2007年フットケアのプロ養成講座を修了し、2008年から介護施設にて高齢者のフットケアボランティアを始めました。
そこで目の当たりにしたのは、高齢者の驚くような爪の変形や足のトラブルでした。
介護の現場では、看護師や介護士もトラブルの対処に困っているという現状を知りました。
月に1、2度のボランティアではありましたが、ご利用者様だけでなく、看護師やスタッフも訪問を心待ちにしてくださっていました。
今でも心に残っているのは初めてケアをさせていただいた利用者様です。
当時、技術的に未熟で長時間のケアになってしまいました。
お疲れになったのでは?と心配しましたが、きれいになった足爪を見て涙を流して喜んでくださいました。
毎回私のフットケアの順番を待つ入居者様や、喜んでくださる施設スタッフを見て、「ここに私の仕事がある!」と感じ、高齢者訪問フットケアサービスを仕事にしようと決心しました。
高齢者の足・爪ケアはなぜ大切なのか?
爪の変形、巻き爪の痛みがあっても「直接、命には関わりない」「高齢者だから仕方がない」と長年、放置をしている方がとても多いです。
高齢者の足爪のトラブルを放置すると、爪の変形や痛みが原因で正しい歩行が妨げられ、転倒のリスクが高まります。転倒から骨折、寝たきりや、車イス生活になれば、その後の人生が大きく変わってしまうだけでなく、介護者の負担も大きくなります。
厚くなった爪、変形した爪のケアを定期的に行うことは、安全な歩行、転倒予防、介護予防に非常に重要です。
増え続ける湘南あしケア訪問サービスの利用者様
高齢者訪問フットケアサービスを開始して14年になります。
現在、医療機関内フットケア外来2件、高齢者介護施設30件を10名のスタッフで担当をしています。
コロナ禍でも、フットケアの訪問を受け入れ続けてくださった施設が多くありました。
「爪がキレイになり自信が持てた」「歩きやすくなった」「気持ちが良い」という、爪切りや足のケア、リラクゼーションの効果に対するご利用者様からの評価はもちろん、「湘南あしケア訪問サービス」のスタッフに毎月会えることを楽しみにしているとの声も頂いております。また施設のスタッフと協力し、ともに入居者様の健康を支える「足ケアサポーター」として信頼関係を築いております。
安全なフットケアを目指して
私たちが行うフットケアは医療行為ではありません。
トラブルを未然に防ぎ、安全に生活をするための予防的ケアです。
何らかの疾患を抱えている可能性の高い高齢者が対象のサービスでは、お客様・介護施設・施術者が安心できるサービス提供スタイルの必要性を常に感じてきました。
そこで施設の訪問診療担当医師に、ケアの範囲を事前に確認するための「フットケア情報共有書」を作り、安全なサービスを提供するしくみを確立しました。
また、施術開始までの流れ・段取り手順を、経済産業省・厚生労働省に申請し認可となりました。これにより医療関係者と介護施設、フットケアサービス事業者の連携のためのガイドラインをつくることができました。
湘南あしケア訪問サービスの目指すフットケア
私たち湘南あしケア訪問サービスのスタッフは、足・爪のケアにとどまらず、お客様の安心・安全を守る努力を惜しみません。
足から見えるお身体の状態や、ケア中の表情、会話などから、お客様のお身体・心・人生にふれることで、お一人お一人が自分らしく、安心して生活ができるお手伝いをさせていただいております。
今後はフットケアの可能性をさらに追求することで、介護予防に貢献をしてまいります。
次の時代を見据えて目指すこと
弊社の高齢者フットケア事業は、2023年で14年目を迎えます。
短大卒業後、就職、結婚、出産などのライフステージの変化とともに転職はしましたが、約18年間事務職をしていました。その頃は仕事にやりがいを感じることはあっても、「楽しい」と思うことは一度もありませんでした。
私は10年前に安定した会社員の立場を捨て、高齢者フットケアを生業にする決心をしました。
もちろん決断するまでに不安、迷いはありましたが、新しい道を選んだことに後悔したことはありません。フットケアを始めてからの苦労は、会社員時代の何倍も大きいですが、ワクワクや楽しさも何十倍にもなりました。
10年前と比べると「フットケア」の認知も少しずつ上ってきています。
とはいえ、一般の方々の「足・爪ケアの重要性」に関する知識はまだ十分とは言えません。
「正しく歩く」「おいしく食べる」「快適に眠る」「きちんと排泄する」「精神的なやすらぎを感じながら暮らす」……
健康に生きていくためには、からだもこころも全てつながっていると意識することが大切です。
その健康の土台となるのが「足」と言っても過言ではありません。
足・爪のケアの必要性に加え、今後は「フットケアの可能性」について、広く普及する努力をしてまいります。
2007年 | 現(社)日本トータルフットマネジメント協会 ♦カルスケアスペシャリスト(たこ・ウオノメ他 角質ケア) ♦ネイルケアスペシャリスト(巻き爪・変形爪他 足爪のケア) |
---|---|
2008年 | ジャパンフットケア協会 ♦巻き爪補整技術 B/Sスパンゲ取扱認定 |
2008年 | 高齢者介護施設にてフットケアボランティア開始 |
2009年 | 高齢者介護施設訪問フットケアサービス開始 医療機関 [ばんば整形外科内]にフットケア外来開設 からだに関わるプロを養成する専門機関STUDiO PiVOTにて 機能解剖学を学び「足から身体をみる」ことを施術にも活かす |
2010年 | 9年間、経理担当として勤めていた企業を退社 フットケアセラピストとして本格的に高齢者訪問フットケアサービスを開始 |
2014年 | (株)エスクリエーションとして法人化 |
2016年 | フットケア部門のサービス名を湘南あしケア訪問サービスと定める |
2017年 | 経済産業省、厚生労働省グレーゾーン解消制度活用企業として認可 |
2018年 | 医療機関[かず整形外科クリニック内]フットケア外来開設 |
