訪問フットケア
介護予防セラピスト中西です。
フットケア外来でのケア M様60代女性
ご予約内容は爪切り
かなり長く爪が伸びていらっしゃいました。
お悩みは腰痛があり、足の爪を切るのが困難。
爪が厚いので爪切りで切るのが大変。
外反母趾もあり爪が変形していること。
爪が伸びてストッキングが破けてしまう。
爪は何ヶ月も切っていない状態でかなり伸びていました。
外反母趾によって指が爪に当たり、圧迫されて爪変形もありましたが痛みはありません。
※別の方のお写真です。
このように外反母趾が強くなると、足趾が重なりあって爪が圧迫されて変形することが多々あります。
爪を短くに整えヤスリとオイルで仕上げると見違えるようになりました。
これでストッキングにも引っかかりません。
腰痛についてヒアリングをしていきました。
「腰」と言っても人によって指す所は様々です。
ウエストあたりを指す方もいれば、オシリを指す方もいらっしゃいます。
M様の「腰」は背中の下辺りを指していらっしゃいました。
そして歩行は前のめりで、かかとをつかずに足の前の部分だけで歩いている自覚があり。
少しの段差でつまずきやすく、頭の位置も良くないと思っているそうです。
きちんと、ご自分の状態を言葉にできる方だな~と感心していしまいました。
少ない時間ながらお身体の状態をお伝えしました。
ケアが終了して、靴下を履くために前にかがんだ時に
「この時に腰が痛いのよ・・・」とつぶやていらっしゃったので、ちょこっとフォローをしてみました。
矢印の部分に私が圧をかけて一時的に骨盤矯正をしながら、前屈をしてもらいました。
「なんで!?痛くない!」と驚いた様子。
そこで現在のお身体の様子と腰痛の理由をお伝えすると腑に落ちた様子でした。
M様、骨盤が後傾している状態で一生懸命に前かがみになろうと頑張っても、背中が曲がらずに痛みとして出てしまうのです。
M様がおっしゃるには背が低いことがコンプレックスであり、ハイヒールを常に履いていたい時期があったそうです。
不安定なハイヒールではそうやってバランスを取りながら歩くしかなく、ハイヒールを履かなくなっても当時の歩き方が抜けないのだそうです。
これは大いに考えられる理由だと思います。
ですが身体改革を始めるのに年齢は関係ありません。
気がついた時から身体の変化は始まります。
フットケア外来での出会いが良い方向に向かいますように・・・
次回のご予約もお待ちしています。
<参考記事>
太ももゆるめて腰痛予防!
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