高齢者 訪問フットケア
介護予防セラピスト 中西です。
高齢者施設に訪問にて、フットケアサービスを提供しております。
1日平均、8名から9名のケアに入らせて頂いております。
高齢者施設なので、様々な疾患をお持ちの方ばかりです。
認知症の方も珍しくはありません。
認知所といっても、その方によって症状は全く違います。
同じ話しを何度も繰り返す方。
歩き回っていないと落ち着かない方。
時間によって不穏になる方。
そして、残念ですがフットケアも全ての方がいつでも喜んで受けて下さるサービスではありません。
それでも足爪の状況で、フットケアの介入が必要な方には施設と相談の上、フットケア介入させて頂いております。
フットケアのお声かけをしても
「今日はやらない!」
とキッパリお断りの方もいらっしゃいます。
そりゃー!
気分が乗らない時もあれば、爪切りをしてもらうこと自体が嫌いな方もいらっしゃっいます。
それでもケアを受けてもらわなくては・・・
そんな時、どうしたら良いでしょうか?
①時間を改て、伺いなおす。
今は、気分ではないけれど時間を改めるとスムーズに了解をもらえる場合も多いです。
②スタッフに声を掛けてもらう。
私たちから声を掛けてもNGでも、スタッフに説明してもらうと納得して下さる場合もあります。
③なぜ嫌なのかを確認する。
今、手持ちのお金がないから嫌だ。
もうすぐ食事の時間になるから嫌だ。
爪切りは自分でできる。
など、その方なりのお気持ちがあります。
その理由を受け止めて、丁寧に説明をすると納得してもらえる場合もあります。
④フットケアが嫌い
できるだけ早く終わりにします。
フットマッサージは喜ばれない方は省略します。
とにかく必要最低限のフットケアを、できるだけ安全に短時間で行います。
それでも隅々まで観察は怠りません。
様々な理由がありますが、ある施設の担当者から嬉しい言葉を頂きました。
「フットケアの対象者は、入居者全員です。」
足爪に変形が無くても、フットケアの介入は必要です。
そのことを理解して下さり、スタッフの協力あってのフットケアです。
単独では行えません。
エスクリエーションは、フットケア・介護・医療の連携を目指してケアに入らせて頂いております。