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足からのコミュニケーション!介護予防セラピストの会話術

訪問介護フットケア 介護予防セラピスト中西です。

私の仕事を大きく分けると、高齢者訪問フットケア・フットケア外来・講師です。
その中でも訪問フットケアが大きな柱になっています。

毎日、介護施設に訪問し定期ケアを行っています。
ほとんどの方が月に1度のケアなので、月に1度お目にかかることになります。

お付き合いが長い方になると4年になります。
痛み改善から始まったフットケアも、今では爪トラブルも無くなり観察と通常のケアになる方もいらっしゃいます。
訪問すると待ってました!とばかりに1ヶ月の近況報告をされる方も(笑

そんな方とは女子トークの様に話が弾みます。
私もおしゃべりが楽しみでお会いする方も多くいらっしゃいます。
そんな方と会話が続くのはたやすいことなのですが中々、お話のきっかけを作るのが難しい方や、返答に困ることを言われる時があります。

返答に困る例え

○早く死にたい・・・
○長く行き過ぎた・・・
○生きてても良いことがない・・・

介護に携わっている方でしたら、珍しくない言葉ではないでしょうか?
そんな時に返す言葉どうしましょう。

「そんなコト言わないでください!元気出して下さい!」

と言いましょうか?
それとも黙って聞き流してしまいましょうか?
セラピストのキャラクターもありますし、正解の答えがある訳ではありません。

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私が実際に返した言葉の例を挙げますと・・・

○お迎えは誰に来てもらいたいですか?
 
以外な事に仲の良かったご夫婦でも、「主人はもういいわ~」と言う方ばかりです。
女性は強いとつくづく感じます。

○死ぬの怖くないんですか?

これも私が聞きたくて質問を返したのですが、怖くないそうです。
子供も育て、孫も抱き、仕事も遊びも充分やってきた方は思い残すことが無いようです。

○天国行ったら誰に会いたいですか?

これもお迎え同様、ご主人はあまりなしです。
小さい頃に可愛がってくれた祖父母やご両親が多いです。

いつも暗い言葉を発する方もいますし、どうにもならない出来事があり口に出して誰かに聞いてもらいたい!そう言う思いから発せられた言葉もあります。

私にもお返事に困ってしまう、悲しい出来事を打ち明けられることもあります。
言葉が出ない時は無理に言葉を探すことはしません。

「ちゃんとあなたの話を受け止めています。」

そうサインを出しながら、黙って耳を傾けることもあります。
言葉にならない気持は、手から届けばいいと思っています。
もしかしたら肌と肌の触れ合いは、言葉以上のコミュニケーションなのかもしれません。

あえて会話のコツを挙げるとすれば、目の前の相手に興味を持つことです。

もっとこの人のことが知りたい!
今日はいつもと違う色合いの服を着ている。
口数はいつもと同じかな?
髪型整えたばかりかしら?

など、興味を持つといくらでも聞きたいことや話したいことが湧いてきます。
同時に相手の求めていることも何となく伝わってきます。
ココロの声やカラダの声が聴こえてくると言うのでしょうか?

私が介護予防セラピストと名乗っているのは、フットケアというツールを使って介護予防に貢献したいからです。
私のケアで足から心も元気になってもらえれば幸いです。

高齢者フットケア実践技術セミナー

■受講対象

フットケアの技術をすでに学ばれた方
フットケアをお仕事で実践されている看護師・介護スタッフ

※いずれもフットケアの基本的な知識をお持ちの経験者に限ります。

■日時  第1回 2013年 9月28日(土)10:00-16:00(休憩1h)
     第2回 2013年11月30日(土)10:00-16:00(休憩1h)
     
スペースクリエーション 主催
メディカルフットケアサロン足球 共催

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