高齢者訪問フットケア
介護予防セラピスト中西です。
高齢者施設に訪問し、フッとケアサービスを提供しています。
基本は月に1度の定期ケアになります。
私たちフットケアスタッフは医療従事者ではありません。
もちろん、医療行為にあたるフットケアを行うことはできません。
医療機関に受診しなくても良いように、予防的な位置でのフットケアサービスになります。
また足のトラブルを早期に発見して、速やかに受診をして頂き、大きなトラブルに発展することのないようにすることも大切な役割です。
今までにあった事例をフットケアの効果としてご紹介致します。
巻き爪の痛み
お元気で足爪もご自分で切っていらした80代女性。
目が見えにくくなり、腰痛も出てきました。
足爪を切るのも大変になってきたのと同じ頃、親指に痛みが出て来て歩くことが嫌になってきました。
フットケアサービス開始
巻き爪の原因
ご自身で頑張って足爪を切っていましたがよく見えていなかったことで、角が残り刺状になり皮膚に食い込んでいたため痛みとなっていました。
①老眼で細かい所がよく見えていなかった。
②巻き込んでいる爪の角が刺状に残っていた。
巻き爪の痛みのケア
①刺の処理をして、丁寧にヤスリを掛けるとすぐに痛みは消滅。
②その他の爪も、切り残しが目立っていたのでキレイに整え。
※お写真は別の方
高齢者の正しい爪切りの重要性
高齢者は些細な痛みでも歩くことや、外出が億劫になり出歩くことが減ってしまいます。
歩く度に、強い痛みが出るのですから若い方でも外出が嫌になります。
原因は足爪の切り方が悪かっただけではありますが、その足爪切りが難しくなる年齢があるのです。
切り残しの刺状になった爪が皮膚に刺さり、傷を作って化膿してしまうこともあります。
傷になると、治るまでが時間が掛かります。
そうなる前に予防ケアで改善した例をご紹介致しました。
現在は足爪を整え、足にトラブルが出ていないかを観察するためにフットケアを継続しています。
その他の体調を伺いながら、足から身体全体の様子を確認しています。
何気ない会話から、少々の変化が読み取れることも多くあります。
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