湘南あしケア訪問サービス
介護予防セラピスト中西です。
以前よりもフットケアの認知度は高まってはきたように思います。
しかし一般的にはまだまだです。
フットケアと言うと、リフレクソロジーやフットマッサージと勘違いされることは多くあります。
リフレクソロジーも素晴らしいケアの方法ではありますが、フットケアとは大きく違います。
フットケアって何をするの?足のマッサージ?
♦ リフレクソロジーとは・・・
足裏にある反射区を刺激して、自然治癒力を高める療法です。
リンパや血行の流れが良くなり新陳代謝も高まります。
疲労回復・健康増進・免疫機能の向上の他、リラクゼーション効果も期待できます。
♦ フットケアとは・・・
私の考えるフットケアについてご説明します。
簡単に言うと「足のお手入れ」です。
足爪切り・タコやウオノメアのケア・かかとの角質ケアなどのプロにお任せするようなトラブルの対処ケアから日常的にご自身で行う、足を清潔に保つこと・保湿や浮腫みのケアもフットケアに入ると考えられます。
フットケアの3大ポイント
フットケアの3大ポイントは上の3つです。
「清潔」「観察」「継続」です。
その為に、爪切りや足浴、フットマッサージなどがあります。
そして高齢者フットケアでは特に重要です。
フットケアの初めの一歩!
フットケアを始める第一歩は、足に関心を持つことです。
今まで見ていたけれど気に留めていなかった「足」に興味を持って観察してみてください。
気がつくことがあるはずです。
特に高齢者フットケアが重要なのには理由があります。
高齢女性の外反母趾に見られる日本の時代背景
こちらで記事にしましたが、高齢者では足の変形が激しくその結果、爪のトラブルが非常に多くなっています。
80代以上の女性では、半数以上が何らかの足爪の変形があると思われます。
高齢者の足のトラブル
足や足爪の変形は、形が悪いだけではありません。
♦ 巻き爪の痛み
♦ 水虫
♦ 歩行機能の低下
などの様々なトラブルを引き起こしやすくなります。
しかし認知症があるとご本人の訴えから、痛みの部位を特定しずらい<こともあります。
また高齢者は痛みに鈍くなり、トラブルが大きくなってから発見されることも多くあります。
トラブルの早期発見・予防のためにも高齢者フットケアは特に重要なのです。
まずは介護者は「足」に関心を持って観察をすることから始めてください。
見えていなかったトラブルが見えてくるかもしれません。
歩けることが大切なのはもちろんですが、歩けなくなってもフットケアが大切なことに変わりありません。
歩けなくなっても爪は伸び、定期的に切る必要があります。
感染予防の観点では、清潔も保湿も大切なケアです。
より良く、いつまでも自分らしく生きていくためにフットケアは必要なのです。
2013年11月19日 投稿
2016年8月13日 加筆・修正投稿