介護予防セラピスト中西です。
外反母趾はどこのトラブル?
お読み頂けたでしょうか?
では…原因てどうやったら分かるの?
パンプスを履き1年で外反母趾が気になり始め、その後3年くらいスニーカーに変更したところ外反母趾が改善したような気がする。
とおっしゃる方がいらっしゃいました。
またフットケア外来では元々、外反母趾だったのですが急にひどくなり出っ張った骨の所に水が溜まりたんこぶのようになった方がいらっしゃいました。
靴の改善、足首ストレッチを行い水は抜け、赤みも引きました。
程度の差こそあれ、外反母趾というトラブルは改善すると私は考えています。
※元通りになると言っている訳ではありません。
パンプスで足元が不安定な靴を履いていれば、安定した歩行も困難になります。
それでも無意識のうちに、身体は安定を求めて本来とは違う使い方をするようになります。
ヒールが高く、爪先も細いパンプスはしっかりと地面を踏みしめることができず、足首が内反します。
このような足首の使い方をする、と内くるぶし側はの筋肉や靭帯は縮んでしまっています。
逆に外側のスネ(足首から上の筋肉)までは、張り詰めてパーンとしています。
外反母趾の方の特徴です。
足の骨は片足26個です。
何と!両足で身体全体の骨の4分の1。
その骨が筋肉や靭帯でうまくつながっています。
この無理な状態が長く続くと、親指を支える筋肉が伸びきってしまい、本来支えなければならない役割を果たせなくなり外反母趾という現象がおきるのです。
さらに進行すると、小指側にも同じ現象が起きます。
内反小趾です。
パンプスを1年履いて足の変化に気がつき、スニーカーに変更して、本来の無理のない歩行に戻してあげた結果、筋肉の無駄な緊張が取り除かれ、少しずつ元の筋肉状態に戻ったのでしょう。
そしてまた再び、足の骨を支える役目についてくれたのです
ここでとっても重要なことは、トラブルに至るまでの期間が1年だったのに対して改善が実感できるまでに3年かかっていることです。
常々、思っていることですがトラブルに気がつくとすぐに治って欲しいと思いがちです。
お気持ちは分かりますが、長い間の環境や習慣からのトラブルを短期間での改善は難しいです。
逆に危険なのではないかと思っています
それでも、自分の身体に目を向け、関心を持った時から改善は始まります。
慌てず。 焦らず。 です
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