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メカノレセプターと足トラブルの関係

介護予防セラピスト中西です。

「メカノレセプター」
聞いたことありますか?

機械受容器
ここで感じ取った刺激が脳に送られ、姿勢の保持や身体のバランスをとっています。

足裏にあるメカノレセプターは下の絵のようになります。 

こちらが歩行時の足裏の体重移動

近頃、講座のテキストを作成しながらつくづく考えること。
足のトラブル、メカノレセプターの存在を無視してはケアも予防もできないのではないだろうか?

足のトラブルのメジャーなものは下になります。

こちらもまた、メカノレセプターの位置と重なります。
これは一体どういうことでしょうか?

機能解剖学を学ぶほどに、身体の奥深さや健気さを目の当たりにしています。
私たちが身体を歪んでつかっても、身体はどうにか頑張ってトラブルを出さないようにしてくれています。

正しい歩行をして、正しい体重移動ができればメカノレセプターが正しく作動して、姿勢を保持することができます。
ですが、正しく歩行できていない方が多いのも現状。

足首がこんなに内側に入り込んでいては、正しい歩行ができるはずがありません。
それでも身体は姿勢を保持するために、メカノレセプターを作動させる必要があります。
内側に入ってしまった足では、親指に体重がかかりにくくなります。

それでもメカノレセプターを作動させるために、親指はクイッと向きを変えるのではないでしょうか?
その結果が、外反母趾です。
また親指に過度にチカラを入れ、踏ん張ることによりメカノレセプターを作動した結果が巻き爪。

そう考えると、足のトラブルが悪い訳ではないのです。
身体の保持をするために、試行錯誤の結果のトラブルだと思えば人間の身体って素晴らしい~
とありがたくさえ思えてきませんか?

では・・・どうやってトラブルを改善しましょう?

写真でみると差がわかりにくですが、左足が「機能改善トリートメント」施術後です。
足の浮腫みがとれ、足指にシワがよっています。
※介護予防セラピスト養成講座第3回目より

驚くべきことは、外反母趾の角度が緩やかに変化しました。
無理な身体の使い方で張った筋肉の緊張を緩めた結果です。

やっぱり見直すべきは、身体の使い方と生活環境ではないだろうか?
と改めて感じたのでした。

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