介護予防セラピスト
高齢者訪問フットケア中西です。
5月も半ばを過ぎると新緑の季節と言うよりは、初夏の陽気が多くなってきました。
足の様子も冬から春と季節で変化が見られます。
冷えて浮腫みが強かった人でも、冬よりは足の色も血行が良くなり浮腫みを緩和している方が多くなってきました。
爪の成長も早くなり若干、短めに整えています。
そして今の季節からいよいよ、注意が必要になってくるのが「みず虫」です。
みず虫は「白癬菌(はくせんきん)」という、カビの一種が皮膚に感染することを言います。
感染症なので人にうつしてしまうこともあります。
自分のためだけでなく、周りの人にうつさない為にも「みず虫」の理解と完全に治すことが大切です。
♦みず虫は足以外にも感染します!
みず虫の原因となる白癬菌は足や爪に多く感染しますが、足以外にも感染します。
頭(シラクモ)・体(ゼニタムシ)・股部(インキンタムシ)・手や足(みず虫)
感染する体の部位で病名や症状はそれぞれ異なります。
♦足みず虫の人は爪にも注意!
爪みず虫は皮膚の角質層に感染した白癬菌が、爪に侵入して起こることがほとんどです。
つまり、足のみず虫が爪にも感染してしまうことが多いのです。
①爪の色が白く濁ってきた。
②爪の厚みが増してきた。
③爪がボロボロともろくなってきた。
などの症状があれば、爪みず虫の可能性があります。
足のみず虫を放置していると、爪みず虫にもなりやすいと言えます。
♦治ったと思っても油断大敵!
足のみず虫が治ったと思い、治療を止めてしまったら再発した・・・ということがあります。
原因として考えられるのは足のみず虫が治っても、爪のみず虫が治っていなければ
爪から足に感染してしまうのです。
足と爪の両方が完治しなければ再発が続くことになりましすし。「完治」とは言えないのです。
自己判断ではなく、医師の指示に従って治療を進めることが大切です。
症状が無くなったからと、治療を止めてしまうと再発することが多くあります。
また治ったと思い、知らずに周囲の人に感染させてしまうのは迷惑です。