介護予防セラピスト
訪問フットケア中西です。
<参考記事>
みず虫を知って予防しよう①
みず虫を知って予防しよう②
みず虫についての説明③は予防についてです。
♦感染源を避けましょう。
みず虫の人が落とした白癬菌が自分に付かないように気をつけましょう。
具体的には家族にみず虫がいる場合は、まめに掃除をすること。
サンダル、スリッパなどの履物は共有しないようにしましょう。
お風呂上がりの足拭きマットも別にしましょう。
家族内感染はかなり高い割合なので注意が必要です。
♦清潔を心がけましょう
足は毎日、石鹸を使って汚れを落とし指の間もよく洗いましょう。
白癬菌が付着してもきれいに洗い流すことで、感染を防ぐ事ができます。
高齢者になると、入浴の頻度が減る方が多いです。
高齢者施設では週平均2〜3回程度です。
みず虫に感染している方は足を毎日洗うこで、治療効果もあります。
♦足を乾燥させましょう。
せっかくキレイに洗っても、指の間に水分が残っていてはみず虫の温床になります。
白癬菌はカビの一種ですから、湿度が大好きなのです。
足を良く洗った後は、きちんと水分を拭き取り乾燥をさせましょう。
♦足の通気を心がけましょう。
靴したやストッキング、靴は通気性の良い清潔なものを着用しましょう。
長時間靴を履き続ける人は時々、脱いで風を通しましょう。
高齢者施設では一日中、靴を履いている方が多いです。
日中でも横になる場合は靴下を脱いで、通気させましょう。
5本指の靴下も指が独立するの、でみず虫予防になります。
靴下の素材は合成繊維よりも、木綿やシルクの方が吸湿、通気に優れています。
そして忘れてはいけない、もう一つの予防が「観察」です。
日頃から足に関心をもって、観察を継続することが何よりのみず虫予防です。
もし感染をみつけたら、速やかに皮膚科を受診しましょう。