湘南あしケア訪問サービス
介護予防セラピスト 中西です。
フットケアだより 第2号(2011年1月)
「正しい爪の切り方」
2. 深爪しない。
3. 四角く切る。(角を切り落とさない)
4. 切り残しがないようヤスリで仕上げる。
5. 爪の中のゴミを取り除く
6. 爪の保湿をする。
正しい爪の切り方:長さ
手・足の指の骨は先端まで長さがありません。
そのため、爪が骨の代わりをして指先に力を入れることができ、足が踏ん張れるのです。
手の爪を短く切ってしまったら缶のふたが開けられない・・・なんて経験ありませんか?
足の爪を短く切りすぎてしまうと足裏にある「転倒防止センサー」=「メカノレセプター」が力の掛かり具合を
読み取れずに、誤作動を起こす。という研究結果もあるのです!
正しく爪の長さを整えることは「転倒防止予防」にもなるというわけです。
正しい爪の切り方:四角く切る(角を落とさない)
角を落としてしまうと爪先に体重がかかった時に、爪が皮膚に食い込みます。
食い込んだ爪が皮膚を傷つけてしまい、痛みが出たり化膿する場合もあります。
長期になると「巻き爪」や「陥入爪」になってしまうこともあり、危険です。
正しい爪の切り方:切り残しがないようにやすりをかける
切り残した爪が「トゲ状」になり皮膚を傷つける場合があるので、面倒でもきちんと処理することが重要です。
上の写真のように、爪の端っこに切り残しがあり、痛みが出る方が多くいらっしゃいます。
正しい爪の切り方:爪の中のゴミを取り除く
爪の中にゴミや角質(古くなって剥がれた皮膚)がたまると、爪がゴミを巻き込んでしまい結果「巻き爪」になる場合があります。
巻き爪で爪の中のお掃除をし、正しく爪を整えるだけで痛みが和らぐ方もいます。
特に巻き爪の人は、爪の中に汚れがたまりやすいので、清潔にすることが大切です。
お風呂の時にやわらかい毛の歯ブラシで軽くこするとキレイになります。
正しい爪の切り方:爪の保湿をする
「爪が割れやすい」「2枚爪になってしまう」 という方は爪が乾燥していることが原因かもしれません。
手の爪はアルコールを使う医療関係や介護関係のお仕事の方に多いです。
※アルコールは皮膚や爪の水分を蒸発させてしまうので、乾燥してしまうのです。
爪の周りの皮膚の保湿も重要です。
爪周りが固くなっていると、爪が食い込んだときに痛みが出やすいです。
お風呂上りは爪周りまで保湿してください。