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高齢者ストレッチのポイント~体内センサーの正しい作動

介護予防セラピスト中西です。

過去記事でもストレッチに関しての内容について、たくさん読んで頂いています。

高齢者でも効果アリ!簡単むくみストレッチ!①
高齢者でも効果アリ!簡単むくみストレッチ②
高齢者でも効果アリ!簡単むくみストレッチ③
高齢者でも効果アリ!簡単むくみストレッチ④

どの紹介記事でもポイントとして、下の注意点があります。

1.ゆっくりと無理はしない
2.伸びている事を意識する
3.回数ではない

では、何故でしょうか?

まずはストレッチの定義から・・・Wikipediaより
体のある筋肉を良好な状態にする目的でその筋肉を引っ張って伸ばすことをいう。筋肉の柔軟性を高め関節可動域を広げるほか、いろいろなメリットをもたらす。
と、あります。

つまり筋肉の状態を改善するために、伸ばすことによって柔軟性を高めることがストレッチなのです。
ストレッチをして、筋肉が固まってしまっては意味がないのです。
そうならない為の注意点として、上の3つをあげました。

それには、身体の中になるセンサーの存在があります。

体内にある、筋肉の伸び具合を察知するセンサーを筋紡錘といいます。
このセンサーは筋肉が伸びると、脊髄に信号を送ります。
脊髄ではその信号によって、筋肉の収縮を促します。
ここで筋肉の緊張が高まるのです。

ですからストレッチをしようと、いきなり伸ばしてしまうと伸長反射が起こり筋肉は緊張して収縮してしまいます。
ストレッチで伸ばすことによって柔軟にしようと思っていた筋肉が、逆に収縮して固くなってしまっては意味がありません。

そこで、上の注意点。

ゆっくりと、筋肉が伸びていることに意識を向けて行うことがポイントになってくるのです。
筋肉が伸びていれば、伸長反射は起こっていないことになります。

そしてもうひとつの注意点。
回数をこなすことに意味はありません。
10回の意識のない、体操よりも例え2-3回でも意識的に行うストレッチの方が効果があります。

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