介護予防セラピスト中西です。
「巻き爪」
と一言で言っても、原因は様々です。
また年代や環境によっても原因は変わってきます。
仕事柄、よくお見かけするのは高齢者の足元ですが、コチラの年代もかなり巻き爪の方が多いです。
歩いている方から、車椅子の方まで巻いてますねー
では・・・
高齢者が巻き爪になる大きな原因は何でしょうか?
1.身体が固くなり、かがむことが大変になり足の爪切りをきちんとできない。
2.老眼が進み中々、足元まで細かく確認して爪が切れない。
3.足の変形に伴い、爪も変形してしまう。
4.白癬菌(水虫菌)が爪の中で増殖して、爪が巻き込んでくる。
5.歩くことが少なくなり、指裏からの圧力が無くなり爪が巻いてくる。
などが挙げられます。
妊婦さん同様、爪を切る行為が苦痛になることが大きな原因にあります。
妊婦は巻き爪になりやすい?
そして少し爪が巻いてきてしまうと、さらに爪を切りづらくなってしまいます。
若い方と違う所は、切りにくいから 「思い切って深爪」と言うことは少ないようですが逆に放置の方が多いです。
先日も70代男性。
爪が切るのが大変だったので放置すること1年くらいでしょうか?
通常の倍くらいの長さになっていました。
あちこち割れている爪がたくさん・・・
もちろん靴は履けないので、サンダル履き。
これでは益々、歩きづらく危険です。
高齢者の場合は、
危険=転倒=骨折=ADLの低下
という最悪の流れになる可能性もあるので、甘く見てはいけません。
そして、高齢者は足元をあまり気にかけない方が多い気がするのです。
全ての方がそうと言うわけではないのですが、爪が信じられないくらい伸びていても気にしない。
爪の変形が始まってきても気にしないので、気がついた時にはスゴイことになっていることも・・・
痛みが出ればさすがに気になるのですが、それまでは足に関心が無いようです。
実は、これが高齢者の足の爪のトラブルが多い原因ではないかとも思うのです。
若い頃と違って、素足を他人に見せることも無くなるとお手入れも怠りがち。
それが長い間に関心がなくなっていくのではないでしょうか?
まずは爪切りは大変でも、爪周りの保湿から始めてみましょう。
巻き爪は指の皮膚が乾燥して、固くなってくると痛みが出やすいです。
日頃から爪周りの保湿を心掛けましょう。
実は「保湿」も立派な巻き爪の予防なのです。
入浴後に丁寧に、爪周りに保湿をしてみてください。
ハンドクリームでもボディクリームでも、お手持ちの物で構いません。
爪周りの保湿は年代を問わずに、行ってくださいね!
2012年11月8日(木)13時から15時
「足の変形・巻き爪の原因を追求」
巻き爪を予防する爪の切り方を、覚えてもらおうと思っています。
1Day講座「足のトラブルから身体を観る」ご参照ください♪