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高齢者の巻き爪ケアの注意点

高齢者訪問フットケア
介護予防セラピスト 株式会社エスクリエーション

高齢者の足のトラブルは、若い世代ではないようなことが多くあります。
足の変形、爪の変形も多く見られます。

爪の変形の中には若い世代にも多い「巻き爪」もあります。

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切るのが難しいので、長く伸び過ぎてしまっている方も多く見受けられます。

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では、どのうようにケアをしたら良いでしょうか?

まずは爪周りの皮膚の炎症の有無を確認します。
もし炎症や腫れが確認できた場合は、私たちのような民間資格者の範疇ではありません。
速やかに医療機関を受診してもらいます、

炎症や腫れが無い場合は、痛みの有無の確認をします。
爪を上から押す、横から圧迫する、前からの刺激には???
など、色んな角度からの痛みの有無を確認します。

痛みがあった場合、食い込みによる痛みなのか、爪が伸び過ぎていることによって痛みが出ているのかを判断します。
食い込みによる痛みの場合でも、丁寧に爪回り・爪の中の角質の除去をすると痛みが軽減する場合があります。
案外、少なくありません。
食い込んでいる爪を丁寧にヤスリを掛けて、当たりを柔らかくすると痛みが軽減することも多いです。

爪が長く伸び過ぎている場合も痛みがでることがあります。
爪が靴に当たる度に、食い込みに響く様です。
これは適正な長さに整えることによって緩和します。

「巻き爪が痛い」と言ってもどこが痛むのか、なぜ痛むのかを見極める必要があります。
対処法でテーピングがありますが、これは介護者がテーピングの意味と目的、技術を理解する必要があります。

以前、グループホームに入居の巻き爪で受診した方に、医療機関からテーピングの指示がでました。
しかし日によって、テーピングケアする人が違う為、意味の無い貼り方をしている方もいました。
これでは、せっかくケアしているのに効果が出ません。
実は私たちフットケア従事者や医療者が思っている程、テーピングは簡単ではありません。
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結局、その方はテーピングの効果が出る前に皮膚に赤みと痛みが出て中止となりました。
高齢者の皮膚はデリケートです。
テーピングはかなり粘着力が強いので、皮膚の状態も観察しながら行う必要があります。

コットンを爪と皮膚に挟む方法もあります。
これも毎日、入浴ができない高齢者では不衛生になる場合があるのでコットンを入れていることを忘れないようにしないといけません。
コットンを入れ過ぎると逆に痛みが強くなる場合もあります。
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巻き爪の補正方法も色々あります。
プラスティックプレートを貼付ける方法や、ワイヤーで矯正していく方法など。

高齢者の爪は厚く硬いように見え、見た目と違いもろくダメージを受けやすい場合もあります。
中々、補正することも難しい爪が多いのが現状です。

私は現在は、爪切りで対応しております。
実は歩くことが少ない方が多い為か、痛みがある方でも爪切りの対処で間に合う方が多いです。
習得した補正方法もありますが、高齢者ではリスクを考え行っておりません。

まずは観察と痛みの部位の確認、聴き取りです。
爪切りケア後も痛みがないか、丁寧に確認をして終了しています。

そして「連携」です。
痛みが出る時間帯や、歩き方、普段の様子をスタッフに確認もしています。
そこで短時間のケアでは見えないことが、見えてくる場合もあります。

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