介護予防セラピスト中西です。
先日の訪問ケアで、体調を伺った時の笑い話とも言えない、よくある話・・・
腰が痛いIさん男性。
その悩みをドクターに相談したところ
「歳だから仕方ないですね」
と、言われたそうです。
一体、いくつの患者さんからその言葉が使えるんだ?
それで済むんなら自分も医者になれるんじゃないか?
と言っていました。
確かに・・・その一言で片付けられてしまったら切ないです。
森光子さんは90歳間近でも、でんぐり返しをしていました。
そう考えると、年齢だからあきらめてしまうのは勿体無い。
まずはできることから予防・改善しましょう!
腰痛と膝痛の多くの、大きな原因は同じです。
姿勢の歪みです。
長年の身体の歪みに、若い頃は他の筋肉がフォローして痛みにならずに済むかもしれません。
それが年齢を重ねるにつれ、筋力の低下や歪みが大きくなるために身体のサインとして痛みが出るのです。
決して痛い、腰や膝が悪い訳ではないのです。
痛みが出る原因を考えれば、むしろ今までありがとう。
または負担をかけてごめんね。
と言う気持ちではないでしょうか?
まずは骨盤が後ろに傾いてしまうために、背面(後ろ側)の筋肉が縮んでしまっています。
後ろ側の筋肉を無理のない範囲で伸ばしましょう。
よくあるアキレス腱伸ばしのポーズです。
前に出した足の膝を曲げて、ぐっと前にいれ上体を入れましょう。
後ろ側のふくらはぎ、太もも裏側、脚の付け根まで伸びていることを感じましょう。
すき間の時間にやってみて下さい。
後ろ側の縮んだ筋肉を伸ばすことによって、後ろに引っ張られた骨盤が前に戻るようになれば腰痛・膝痛の予防や痛みの緩和になるはずです。
長年の身体の使い方から出てきた痛みが2~3日で改善することはありません。
でも筋肉の伸びを感じるストレッチはとっても気持ちが良いです。
頭もスッキリするはずです。