本日はグループホームの訪問フットケアでした。
1ユニット9名のケアに入りました。
毎月、一度のケアですが春頃から、あちこちの施設で水虫疑惑の方が目に付きます。
もちろん、医師ではないので診断はできません。
限りなく確信に近い疑惑の範囲です。
本日もお一人、足の指と指の間が切れている方を発見!
前月まではキレイだったのですが・・・
案外、知られていない水虫の原因
実は・・・
冷え性だからと、靴下を履いたまま寝ているそうです。
これは例え冬でもNG!!
足は寝ている間も汗をかきます。
足は全身の中でも、汗腺の多い場所です。
1日、コップ1杯くらいは汗をかくと言われています。
靴下が汗で湿り、逆に足が冷えることになります。
寝るときには靴下は脱いだほう冷え防止になります。
しかも気温が高くなる春から夏にかけての靴下着用は蒸れて水虫の原因になりかねません。
施設入居での水虫の原因
施設に入居している方ですと自宅と違い、靴を履いている時間が多くなります。
これも足が蒸れて、水虫の発症しやすい環境です。
施設内を裸足で歩くわけにもいかないので、食後にお休みになる時には靴下を脱いだり、日常は5本指靴下の着用で予防しましょう。
水虫予防に効果絶大なのは・・・
水虫の予防や、改善に効果的なのが足浴!!
今日も5名の方の足をしっかり洗ってきました!!
水虫の予防や、治療のための足浴は温めるだけではなく石鹸でしっかり洗いましょう。
石鹸を泡立てて、指の間も擦ります。
洗い終わったら、石鹸が残らないように流します。
そして拭き取り。
これも水分が残らないように、指の間もタオルで拭きます。
足浴後はきれいな靴下に履き替えましょう。
先月から足浴を始めた方は、すっかり皮膚の状態がきれいになっていました。
やっぱり水虫対策は薬と並行して、足浴が効果的です。
足浴の期待できる効果
足浴は足が清潔になるばかりか、洗う時の工夫次第ではマッサージ効果も期待できます。
拭き取り時のタオルワークも工夫をすれば同様に血行促進になります。
つまり、一石二鳥です。
どんなに足の状態が悪い方でも、1ヶ月毎日の足浴と足の洗浄で水虫症状の改善が期待できるでしょう。
※改善には個人差があります。
足浴の良い所は、決してやって悪いことがないところです。
副作用なしです!
まずは施設に入居されている方の、足の観察から始めて見て下さい。
特に指と指の間を見逃さずに。
切れている所や、白くふやけていたら受診をして下さい。
2013年6月4日 投稿
2016年8月10日 加筆・訂正 再投稿