高齢者訪問フットケア・介護予防セラピスト中西です。
梅雨も本番。
毎日、うっとおしい日が続いています。
今日も雨上がりは気温が上がり、蒸し暑くなりました。
高齢者の熱中症対策
そろそろ熱中症にも気をつける必要があります。
熱中症対策と言えば、こまめな水分補給。
これは皆さん気を使っていることと思います。
高齢者施設でも水分摂取対策を行っています。
水分で摂取しずらい方には、ゼリーで提供したりと工夫されています。
熱中症対策に水分を摂るのは身体の体温を一定に保つためです。
こまめに水分を摂り、汗をかくことによって体内の熱を発散させています。
風通しの悪い場所や、湿度が高く汗が蒸発しにくい環境では熱中症の危険が高くなるので注意が必要です。
高齢者の水分補給と浮腫み
夏でも浮腫みが強くなっている方が多くなっています。
これは水分の摂りすぎなのでしょうか?
実は・・・逆なのです。
体内の水分が足りなくなると、その水分不足を補うために細胞内にある水分を外に出すようになります。
そして、この外に出た水分がむくみの原因となるのです。
「喉が渇いたと感じる前の水分補給」と言いますが、脱水症状は自覚がなく進んでいる場合もあります。
特に高齢者では喉の渇きに鈍くなっていたり、トイレが頻繁になることを嫌がり水分補給を拒む傾向があります。
足から熱中症対策
そして熱中症対策にも効果的だと思われるのが「足浴」
脚(足)をしっかり温めてリラックスしましょう。
自律神経のバランスが整えは、喉も渇き水分を摂りやすくなります。
脚(足)が温まることによって、第2の心臓であるふくらはぎの筋肉が柔軟になり動きやすくなります。
ふくらはぎの筋肉であるポンプ機能がきちんと作動すれば、足にたまった水分を体外に排出することができます。
そして足が温まり血行が良くなり代謝も上がれば、汗をかきやすくなり体温調整機能が高まります。
足浴時に足を洗うときには、リンパの流れや関節の動きを意識して行うと効果的です。
と言ってもそんなに難しいことはありません。
骨のキワに沿って指を動かす。
足裏はアーチをなぞるように洗うなどです。
2013年7月31日 投稿記事
2016年6月23日 修正加筆投稿