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拘縮のある方の手の爪切りのポイント

湘南あしケア訪問サービス
介護予防セラピスト中西です。

施設に訪問し、フットケアサービスを提供しております。
足の爪のケアが主な仕事ではありますが、手の爪切りも時間内でできればケアさせて頂いています。
フットマッサージも喜んで頂けますが、手の爪切りをお願いされることも多いです。

拘縮のある方の手の爪切りのポイント

拘縮がある手の広げにくい方の爪切りも行っております。
この場合は、時間がかかる場合もありますので時間内で終了できるとは限りません。

手の拘縮があり、広げにくい方の手の爪切りのポイントは以下です。

※この場合の施術の対象は、関節を動かすこと減った為に起こる拘縮になります。
 脳卒中などの後遺症によるもの、寝たきりなってしまったことでの拘縮など。
  
① 安楽な姿勢であるかを確認する。
 椅子から落ちそうな姿勢では、緊張を取ることはできません。
 足がしっかり地に着き、安定した姿勢を取りましょう。

②これから何をするのかを説明する。
 手の爪を切ること、そのために今から何をするのかを伝える。
 ご本人が納得しなければ、緊張も解けません。

③施術者が慌てない(急がない)
 施術側の気持ちは伝わるものです。
 焦る気持ちは益々、緊張をさせるだけです。
 
④無理に手を広げようとしない。
 痛みを感じると、緊張が増し握りが強くなります。
 また心を委ねてもらえないと、心も手も開きにくくなります。

⑤広げにくい場合はハンドマッサージを行う。
 
⑥呼吸に合わせる
 息を吐くときに手を広げるようにします。
 「息を吐いて下さい」「スースー」とお声かけして呼吸を誘導しながら、指を少しずつ広げていきます。

⑦指を広げる時は、手首から指先に向けて伸ばす。
拘縮手①
逆に指先から1本ずつ、広げようと伸ばすと痛いです。

以上、今まで行ってきた爪切りを思い出しながら挙げてみました。

拘縮の方の手の爪切り時の注意点

1番のポイントは、施術側がまずリラックスをすることです。
施術者の緊張は相手に伝わります。
まずは施術者が呼吸を整え、落ち着いて行うことが大切です。
無理に広げようするのは逆効果ですのて気をつけて下さい。

2014年10月19日 投稿
2016年9月25日  修正・再投稿

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