介護予防セラピスト
訪問フットケア中西です。
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それだけ高齢者の浮腫みでお悩みの方が多くいらっしゃるのだと思います。
では、どうして高齢者は浮腫みやすいのでしょうか?
病気に関係することは含まず、一般的な浮腫みの原因についてご説明致します。
高齢者の足に浮腫みの原因!
◆運動量の減少
高齢者施設に入居したら、脚の浮腫みが強くなったとのご相談をよく伺います。
運動量の減少が考えられます。
高齢者施設はバリアフリーで、危険も少なく動きやすくできています。
広いとは言えない居室にトイレが設置されている施設も多いです。
自宅でしたら、トイレに行くのにも歩く。
喉が渇き、お茶を飲むのにも歩く。
・・・と日常の動作の中に運動が含まれていました。
施設では決まった時間にお茶も運んで下さいます。
そんな小さな積み重ねが運動量の減少に繋がっているのだと考えられます。
足は第2の心臓です。
歩く事によって、ふくらはぎのポンプ機能が働くことで浮腫みや冷えの改善に繋がります。
◆座りっぱなし
お昼ご飯を終えた昼下がり、高齢でなくてもウトウトする時間帯です。
そんな時でも車いすや、ソファーに座ったままコクリコクリとしている方をお見かけします。
30分でも横になれないのだろうか・・・?と思うのですが、横になるのが嫌いな方も多いようです。
昼寝をするのは悪い事!と思って、我慢している方もいらっしゃいます。
また眠たくなくても、少し横になると浮腫みの様子に変化があると思います。
夏の時季なら横になる時に、靴下も脱いだ方がリラックスできると思います。
鼠蹊部(そけいぶ)にはリンパの大きなターミナルがあります。
座って脚を曲げていることによって、鼠蹊部が圧迫されるとリンパの流れが悪くなり浮腫みや冷えに繋がります。
OLさんが、浮腫みやすいのも同じ理由が考えられます。
特にリハビリパンツなどを着用していると、鼠蹊部の圧迫が強くなります、
昼間でも少し横になる時間を作る事によって、浮腫みの改善に繋がることと思われます。
実際に、トイレに行く時や、食堂までだけではありますが、介助であるくようにした方の浮腫みがスッキリした例を多く見かけます。
また体調を崩し横になっていた方の浮腫みが弱くなっていることも多くある例です。
ほんの少しの生活の見直しで、浮腫みの緩和に繋がるかもしれません。