介護予防セラピスト中西です。
浮腫みで悩んでいる方は、高齢者にも多くいらっしゃいます。
毎日、高齢者施設でケアをしていると浮腫みの深刻さを目の当たりにします。
高齢者の浮腫について効果があった方法をご紹介します。
※病気からの浮腫はのぞきます。
高齢者の足のむくみの原因
高齢者の浮腫は、
1.筋力の低下
2.冷え・血行不良
3.運動不足
4.座っている時間が長い
などが挙げられます。
2週間から1ヶ月に1度の訪問でフットケアサービスを提供しています。
その間に浮腫が強くなっている方もいれば少数ではありますが、逆に浮腫が改善している方もいらっしゃいます。
浮腫が改善したご本人や、スタッフに何か変わったことをしたかと尋ねてリサーチした内容をまとめてみました。
高齢者の足の浮腫み改善例
1.リハビリを頑張った!
歩行訓練を頑張って、施設内を行ったり来たり。
歩く距離を聞くと、本当に少しのようです。
施設の廊下を2-3往復とか・・・
それだけでも変化が出るとは・・・歩行の素晴らしさを感じます。
2.足浴をしてもらっている!
これも浮腫み改善には有効です。
足をじんわり温めて、下から血行を良くする方法です。
身体全体がポカポカしてきます。
週に1-2回よりも、やはり続けてもらう方が効果が出ます。
3.横になる時間を作った。
特に歩くのが不自由な方は、車椅子に座ると座りっぱなしになってしまうようです。
食後や疲れを感じた時に、少しでも横になる時間を作ると足の浮腫も改善します。
風邪などで体調を崩されて、しばらく横になる時間が多かった方の浮腫が改善するといったこともある程です。
座りっぱなしは、鼠径部を圧迫するので特に浮腫みやすです。
4.スタッフが時間をみてマッサージを行っている。
これもとても効果があるのですが、時間の確保が難しそうです。
でも気がついたときや、時間に余裕がある時に行うだけでも効果が出ています。
<参考記事>
今日からできる簡単みくみマッサージ!
高齢者どうして浮腫む?
いかがでしょうか?
取り入れられそうなものはあるでしょうか?
時間に追われている介護スタッフ。
マッサージや足浴の時間の確保は難しいかと思います。
思い切って、介護予防セラピストのフットケアサービスの導入も良い方法かもしれません!
それから前記事でお伝えしているように、座り方にも注意をしてみてください。
しっかり足を床に着けられるようにしてください。
足がブラブラと落ち着かないようでしたら、足元に台を置くようにしてください。
無駄な力が身体に入ると、筋肉は固くなってしまい浮腫みが出ます。
体感したい方は1Day講座「足のトラブルから身体を観る」にご参加下さい♪