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第2の心臓を活性化させるためには

訪問高齢者フットケアサービス
介護予防セラピスト 中西です。

先日の一般向けセミナーでは、「高齢者の浮腫みケア」について実技を入れてお伝えしました。
高齢者になると足の浮腫みでお悩みの方は、多くいらっしゃいます。
その状態を何とかケアしたい!と思っている、スタッフも多いのですが悩みは

♦時間がない
♦とうして良いか分からない
♦技術がない

と言う事です。

確かに現場に入ると例え10分のフットマッサージでも、やりくりするのは難しいです。
そこで「介護の中のついで浮腫みケア」をいくつがご紹介しました。

その中でも、足首の動きをよくするストレッチは実際に、相モデルになってやってもらうと脚がスッキリすることを体感できたかと思います。
アキレス腱

足首は足(フット)と脚(レッグ)を繋ぐ連結部分です。
強い靭帯である「アキレス腱」でしっかりと繋がっています。
このアキレス腱が伸縮することによって、地を蹴ったりカカトから地に足をつけることができます。

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しっかりと地を蹴り出すと、アキレス腱と繋がるふくらはぎの筋肉も伸縮します。
ふらはぎの筋肉が伸縮することによって、心臓から足に送られた血液や水分が再び心臓に戻る事ができるのです。
つまり、第2の心臓とはふくらはぎの筋肉のことなのです。

歩く事の少ない高齢者や、車いすの方では足首を動かす頻度も減少しています。
使用頻度が少ないと、動かせる幅も狭くなってしまいます。

高齢者が畳の縁程度の段差で転倒するのは、足首の動きが悪くなっていることも関係していると考えられます。
足浴や入浴の足の拭き取り時や、靴下の着用を手伝う時など、ついでの時に数回でも足首を動かしてあげる浮腫みケアになります。

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またふくらはぎの筋肉は第2の心臓(ポンプ機能)の他、正しい姿勢を保つことにも貢献しています。
足首が柔軟になることは、しっかりとした姿勢を保ち歩けるようになります。
歩くことのない車いすの方でも、きちんとした姿勢で座ることができると浮腫みの改善にも繋がります。

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