訪問フットケア
介護予防セラピスト中西です。
フットケアとは何でしょうか?と言う記事をあげました。
まずは「足」に関心を持ってもらうことが1番です。
でも介護スタッフとして、ご利用者様やご入居者様に行うにあたり何から始めたら良いでしょか?
まずはきちんと足を洗うことから始めましょう。
今まで何となく、身体の延長で洗っていた「足」をしっかり洗ってみてください。
足には指(足趾)があります。
足趾間も石鹸できちんと洗います。
指と指を広げるとリンパの流れも良くなります。
裏だけでなく甲もしっかりと刺激をして洗ってください。
これがマッサージ効果になり、血行もよくなります。
そして大切なことはしっかりと石鹸を洗い流し、水分をよく拭き取ることです。
水分がしっかり乾燥してから靴下を履くほうが蒸れなくて衛生的です。
きちんと足を洗い拭き取りをすれば、おのずと「足」を観察する機会になります。
この時のチェックポイントとして
- 指と指の間に白いふやけや、キレがないか。
- 爪が伸びていないか。
- 皮膚に傷がないか
- 浮腫みの状態はどうか。
を気にするようにしてください。
糖尿病の方はほんの小さな傷が、大きなトラブルに発展する恐れもあります。
どんな小さな傷も見逃さないように、観察を行って下さい。
変化を見逃さずにその後、対処できればご本人にも負担が少なくて済みます。
指の間の白いふやけや、キレは水虫の可能性が高くこれも要注意です。
高齢者では水虫を持っている方は少なくありませんが、落ち着いていた状態が急に悪化した場合は体調の変化も考えられます。
夏場に水虫が多く発症するのは、高温で足が蒸れやすいこともありますが、暑さで免疫力が落ちることも原因ではないだろうか?と考えた今年の猛暑でした。
まずしっかりあ「足」を洗うことから始めて下さい。
しっかり観察ができていれば、次にやるべきことが見えてくるはずです。