介護予防セラピスト
訪問フットケア中西です。
暑い毎日が続いています。
暑くて体はしんどいですが、この夏休みに子供はグングン背が伸び学校が始まるとビックリすることがあります。
春から夏にかけては、成長の時季なのですね。
身体の成長が終わってしまった高齢者でも、爪が伸びるのは夏の時季とても早くなります。
通常は1カ月に1度のケアに入らせてもらっている頻度なのですが、次回のケアまでに驚くほど長く伸びてしまう方が多くいらっしゃいます。
春から夏にかけては、深爪にならない程度に冬場よりも短めに整えさせてもらっています。
先日のお客様。
1カ月と少し間が空いてしまったのですが、グングン伸びていらっしゃいました。
以前は長くなると親指の巻き爪に痛みが出ていましたが、今では長くなっても食い込みによる痛みは出なくなりました。
それでも靴下に引っかかりが出るので危ないです。
それから、見落としてはいけない所があります。
それは長く伸びた爪が、お隣の指に当たっている箇所です。
皮膚に傷を作ってしまい、そこから菌が感染し蜂窩織炎(ほうかしきえん)などになると危険です。
また寝たきりの方では褥瘡(じょくそう)になりかねません。
浮腫みの強い方ですと傷の治りにも時間が掛かります。
小さなことではありますが、介護者は足の皮膚に爪が当たっていたり、食い込んでいないかを観察してください。
もし傷ができていた場合は、早急に処置をして下さい。
必要であれば皮膚科の受診をしましょう。
認知症がある場合は、痛みの感覚が鈍くなっている場合もあります。
また痛みの部位を正確に訴えられないこともあるので、小さな所まで注意が必要です。
糖尿病などがある場合は、小さな傷でも侮らずに医療機関を受診した方が安心です。