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介護高齢者の足首ストレッチ法

介護予防セラピスト中西です。

季節は春。
少しづつ暖かくなってきてはいますが、寒暖の差が激しいこともあり浮腫が強い方が目立ちます。
高齢者の場合、気温の変化が浮腫に繋がることもありますが、もともとの筋力の低下や運動量の低下など浮腫み要素は多々あります。

浮腫み解消のお手伝いで、爪切り後に行っている足首ストレッチ。
こちらも浮腫には効果アリです。

浮腫の原因は、第2の心臓と言われているふくらはぎのポンプ機能の低下です。
ふくらはぎがどうやってポンプ機能をするかと言えば、筋肉の収縮によって血液を心臓に戻すことによって機能しているのです。

筋肉の収縮は、元気な方でしたら正しい歩行で十分、機能するのですが歩くことが少ない・歩けない高齢者では難しくなります。
ではどうして、足首とふくらはぎが関係するのでしょう?

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足とふくらはぎはアキレス腱で繋がっています。
歩行時のかかとをつ着く・地面を蹴るという動作が足首のストレッチになっています。

かかとで着地→地面を蹴る

伸てん・屈曲

アキレス腱が伸びると、繋がるふくらはぎも伸びます。
この動作があり、ふくらはぎがポンプの役割をするのです。

歩行が少ない・全くない高齢者のストレッチではこの動作をお手伝いしてふくはぎの筋肉を目覚めさせます。
ですが力任せに、伸ばすことは危険です。
その方の足首の動きを確認する程度で十分。

足首がどこまで伸びるのかは、人それぞれです。
ゆっくりと、伸ばしていき動きが止まったら無理に伸ばしません。
今度は逆方向に伸ばしていきます。

アキレス腱の伸びを感じるようにするのがポイント!
そしてかかとの固定が重要です。

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中々、感覚が分からない方はまずご自分の足首を理解することから始めましょう。

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片脚を伸ばし、つま先を自分の方に引き寄せます。
ふくらはぎの筋肉・アキレス腱が伸びている事を意識しながらゆっくりと行います。
無理に伸ばす必要はありません。

息を吐きながらゆっくりと伸ばします。
左右でふくらはぎの感覚に違いがあるかもしれません。
こちらのストレッチを続けていくことで、身体の感覚が変わってくるはずです。

変化は人それぞれですが、一つはふくらはぎのポンプ機能が活性化することによって浮腫の改善に繋がります。
ストレッチ前後のふくらはぎの張りを、触って確かめて下さい。

ご自分の身体が理解できると、人への身体の触れ方や扱い方が変わってきます。
自分の身体を通して、相手が見えてくることもあります。
まずは相手の浮腫を改善したい!!
と思ったら、ご自分の身体を変えてしまう方が近道です。

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