湘南あしケア訪問サービス 中西です。
私たちスタッフは、技術はもちろんですが、大切にしていることがいくつかあります。
例えば、サービス料のお支払いをしてくださる方が「お客様」と定義をすると、私たちのお客様は、施術を提供する方とは限りません。
サロンですとお店に来て、施術を受け、サービス料をお支払いしてくださる方が、ほぼ同じ方です。
ですが、私たち高齢者フットケアのお客様は、施術を受けられるご本人様の場合もありますが、多くはそのご家族です。
その他に、施設の依頼で施設がお支払いをしてくださることもあります。
そのお客様のサービスの目的を理解しなければ、施術にご満足をいただけません。
もちろん、足のケアをするのは当たり前ですが、他にもリクエストある場合も少なくありません。
施設サービスとしてのフットケア
ある施設で、フットケア導入に至るまでに、担当者と打ち合わせました。
なぜフットケアを導入しようと検討されたのか?
①入居者の足爪のケアまで、行き届いていない自覚があるけれど、看護師も忙しく手が回らないので何とかしなければと思った。
②入居者ともっと深く関わり、話を聞きたく努力をしているけれど、足りないと思いケアの時に傾聴もしてもらいたい。
この2点でした。
毎回、担当者や看護師と相談をしながらケアに入っています。
入居したばかりの方で、不穏でお風呂にも入らず、食も進まなくなってしまった方がいらっしゃいました。
爪も伸びていましたが、まずは足浴から始めようと決めました。
それでも頑固な方で、一度も二度も失敗を繰り返しました。
施設はご家族にも連絡をして下さり、溺愛しているお孫さんの力も借りて、今では毎回ケアを受けてくださるまでになりました。
今では爪の状態も改善をしています。
相互ヨシを求める
料金を頂いているのに、ご協力をしてもらうことに疑問を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、私の目的は「相互ヨシ!」なのです。
爪の形が改善するだけでなく、その先のお客様の幸せが見出せたら、私たちは嬉しいのです。
施設、ご家族だけでなく医療機関や、お友達とも何かあれば連携できればさらに嬉しい。
お客様は時に様々です。
ですから、お客様のニーズを確認しつつ、最大限の努力をするのが私たちです。
お陰様で、長くお付き合いをさせてもらっている施設がほとんどです。
そして私たちの想いを理解して下さり、良い関係ができていると思っています。
今、何ができるのだろう?
この度のコロナ感染では、各施設での対応に準じております。
現場ではどのようになっているのだろう?
何か困っていることはないだろうか?
私たちにできることは何だろう?
色々、考えております。
一刻も早い終息を願いつつ・・・