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高齢者施設での足元環境②

介護予防セラピスト中西です。

高齢者の足元環境① で記事にしましたが、高齢者施設に入居すると外出時以外でも靴を着用することになります。
ここがご自宅とは大きく違うところであり、注意をしないと水虫が喜ぶ環境になりかねません。

そしてもうひとつ、靴履きで注意が必要なことがあります。
館内で靴を着用は当たり前にしていらっしゃるのですが、外で履く感覚とはやり違います。
その為、選ぶ靴は「歩きやすさ」に注目をしていないように思うことが多々あります。

確かにベッドから起き上がり、靴を履くのは大変です。
ですが部屋から出たら、ホテルと同じ外だと考えればきちんとした靴を履く必要があります。
見た目だけの問題ではありません。
高齢者の歩行は不安定です。
その不安定を補うのが、本来の靴の役割でもあります。

サイズが大きく足を突っ込みやすい靴。
ヒモがゆるゆるで役目を果たしていいない靴。
かかとを踏んづけて歩いている方。
サンダル履きの方。

など・・・
転倒の原因になりかねません。

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高齢者の歩行で、つま先が上がらずに引きずるように歩いている方を多く見かけます。
もちろん身体機能の低下もありますが、大きなブカブカの靴を履き杖や押し車を使用している方もいるのではないでしょうか?
ほんの些細な段差での転倒は、前に出した車や杖が超えられた段差でも足が上がらずに転んでしまうケースもあります。

「足元気をつけて下さい」との声かけは、歩いている方に向かって言いまが歩く前にもお伝えし、気にかけて下さい。
歩く前に足元環境は大丈夫ですか?と。

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