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高齢者の歩行状態と足首の関係②

高齢者 訪問フットケアサービス
介護予防セラピスト 中西です。

<関係記事>
足の構造…足首を理解しよう!
高齢者の歩行状態と足首の関係①

上記の記事にて足首の構造と、歩行状態が関係が深いことに触れました。
では足首の可動域がなぜ、歩行に影響を与えるのでしょうか?

足首の構造でも説明したように、足首とはアキレス腱や筋肉によって足部と脚部をつなぐ大きな関節です。
アキレス腱は、ふくらはぎの筋肉であるヒラメ筋というインナーマッスルにつながっています。

筋肉にはアウターとインナーの2種類あります。
アウターマッスルは、身体の外側にあり触れることもできて確認しやすいのです。
パワーがあり、鍛えると肥大します。
瞬発力やパワーを必要とする運動に使われ、ボディビルダーが鍛えるのはアウターマッスルです。
下半身
インナーマッスルは身体の深層部にあるため、外側からは確認しにくい筋肉です。
インナーマッスルは瞬発力やパワーはありませんが、持久力があり主に身体のバランスを取ることや、関節の可動域に関係が深いです。

ふくらはぎのインナーマッスルである、ヒラメ筋は姿勢の保持や身体のバランスを取る重要な筋肉のひとつです。
姿勢の保持や、バランスに関係の深いヒラメ筋が柔軟であることは、高齢者で言えば転倒防止にも繋がるのです。
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そこでヒラメ筋を柔軟に保つ為には、足首の可動域の広さが大切なのです。
また逆に足首の柔軟性はヒラメ筋の、伸縮の良さに関係があると言えます。
高齢者では身体に負荷のかかるパワートレーニングよりも、インナーマッスルを刺激する様なストレッチを行う方が日常生活の質は向上するでしょう。

足首が柔軟でしっかりと地を蹴ることは、ヒラメ筋の伸縮も良くなります。
ヒラメ筋が柔軟であれば、身体の姿勢・バランスがしっかりと取れます。
姿勢・バランスが取れると転倒の防止だけでなく、視野も広がるので周囲の危険も回避できます。

姿勢が保持できるとしっかりと前を向いて歩けます。
腰も伸びているはずです。
腰痛予防にも繋がりますね。

足首が柔軟である利点はまだまだあります。
また別記事にてご紹介致します。

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