高齢者 訪問フットケア
介護予防セラピスト 中西です。
月に1度、神奈川県内を中心として高齢者介護施設へ訪問フットケアサービスを行っております。
月に1度お会いすると、歩行状態が変化しているのがよく分かります。
今日のS様も、いつもの施術場所に移動してもらおうと誘導しようとすると、イスからの立ち上がりから1カ月前と違い、腰が上がらなくなっています。
スタッフに様子を確認すると、歩行も介助が必要とのこと。
介助しながら一緒に歩いてみると、つま先が上がらず足を引きずるように歩いています。
高齢者によく見かける歩行です。
ズリズリ・・・と足も上がらず歩幅も狭いです。
これでは段差がなくても、転倒の危険があります。
爪切り終了後のフットトリートメントを行うと、足首がとても硬くなっていました。
いつもの気持ち良い圧では痛みがあるとのことで、さらに軽い圧で少しずつ緩めていきました。
足首が硬くなっているとは足首の動きが悪く、動く幅(可動域)が狭くなっているということです。
上記のイラストを参考にして下さい。
これに加えて、足首を前後にゆっくりと無理のない範囲でストレッチします。
さらにゆっくりと左から、右から回していきます。
短い時間ではありますが、今日はケアの後の外出の予定がありました。
足取り軽くお出かけになられたら幸いです。