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爪切りばかりがフットケアじゃない!

介護予防セラピスト中西です。

先日、メールでお問い合わせがありました。
養成講座受講についてだったのですが、遠方なことや体調のことなどがあり、職場である介護の現場でフットケアをやりたいけれどどうして良いものか・・・とお悩みでした。

以下、頂いたいメールの内容では、

1.足を観察しながら、利用者さんの体の様子を確認してる。
2.むくみ、便秘、腰痛、膝痛、背中の張りなどを足からアプローチしています。
3.その方にあった姿勢をとって、行っている。

そうなのです。

既に彼女はフットケアはスタートしているのです!!
何よりも素敵なことは、自然と相手を思って行っていたことです。
そしてもっと私にできることをしたい!と思った時に環境などとの兼ね合いもあり、受講ができずにがっかりしたお気持ちになったのかもしれません。

でも私は再三、言っておりますが高齢者フットケアで1番重要なのは「定期的な観察」です。
私はそう考えております。

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中々、じっくり定期的に観察できない足に変化がないかを診る。
そして爪を整えるなどのケアを行い、足を最善の状態に整える努力をする。
私の範疇から外れるケースの場合は、速やかに医療機関の受診をしてもらう。

それだけではありません。
1ヶ月に1度、ケアの時のおしゃべりをしている時でも、いつもと変わりがないかだろうか?
認知症が進むと、急にまたは微妙に様子が変わることがあります。
何か訴えたいことはないか。

そんなことにも気をつけています。
つまりフットケアは爪を切らなくても、技術がなくてもできるのです。
逆にどんどん、行ってもらいたいのです。
※爪切りは確かな技術を持って、行って下さい。

定期的に足を観察していると、微妙な変化がみえてきます。
体調や、ご本人の様子と合わせるともっと分かるものが増えてくるはずです。

爪切りは看護師さんの仕事だから、フットケアはできない。
ニッパーがないからフットケアはできない。

それは間違いです。
道具がなくてもできるフットケアはあります。

どうぞ、まずは足に興味と関心を持ってください。
そして観察から始めて見て下さい。

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