ここ最近、「メカノセレプター」に注目し、記事も増えつつありますがそもそも、「メカノレセプター」って何でしょう?
改めて説明したいと思います。

メカノレセプター=機械受容器

身体の様々な所(足裏や膝など)に存在し、外部からの物理的な刺激を察知して脳に情報を送信。
その情報から脳は、主に姿勢の制御を行う。

身体の中で最もメカノレセプターが多く存在する場所が足裏。

足裏のメカノレセプターは外部からの圧や刺激を感じ取り、脳に情報を送っています。
メカノレセプターが正しく作動することによって、身体が傾けば姿勢を立て直します。
結果、転倒を回避しているのです。

また足元が不安定になり倒れたとしても、多くの方は地面に身体を打ち付ける前に腕が前に伸び、地に手が着きます。
これもメカノレセプターが脳に情報を送信し、脳からの司令の行動なのです。

メカノレセプターのはたらき

メカノレセプターが正しく作動すれば、転倒の時も顔や頭を打つことのないように、手をつきます。
所が高齢者になると、腕が出る前に身体が地についてしまい骨折などのケガに繋がってしまいケガをすることが多くあります。

これは筋力の低下よりも、メカノレセプターの機能の低下です。
高齢者が安定して歩行できない、横にぐらついてしまうのもメカノレセプターの作動が正常でないことも一つと言えます。

高齢者ばかりでなく、子供でも心配なことがあります。

最近、上手に転べない子供が増えていると聞きます。
転倒時、手をつけず頭や顔を打ってしまうと言うのです。
これはメカノレセプターの未発達だと考えられます。

メカノレセプターの正しい作動

メカノレセプターが正しく作動するためには、正しい歩行をする必要があります。

それには成長の過程があります。
少し前なら当たり前の遊びの中で子供の身体は成長していました。

木登り・ジャングルジム・縄跳び・鉄棒・かけっこ・

ごく当たり前の子供の遊びが、身体を作ってきたのです。
これらの遊び、都心では特に少なくなってきました。

そして遊ぶよりも先に、準備のできていない身体で野球やサッカーダンスなどを始めると正しくメカノレセプターが作動することができません。
正しい姿勢の制御ができないのですから、身体のどこかに負担がかかります。

その結果、子供の身体の故障に繋がるのです。
今では肩凝り・腰痛・外反母趾・巻き爪など大人だけと考えられてたトラブルで子供も悩んでいる時代なのです。

セラピストとして子供も高齢者も、筋トレよりもメカノレセプターの正しい作動がまず大切だと考えています。

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2013年3月3日 記事投稿
2016年7月29日 修正・再投稿
2019年3月14日 修正・再投稿