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介護スタッフの意外な足元注意報!

高齢者 訪問フットケア 爪切り
介護予防セラピスト 中西です。

今月は週末の講座が3本もあり、無事に終えてホッとしています。
そんな中で、介護スタッフさんの足を拝見する機会が多く、同様のトラブルをお持ちだったので注意報として記事にしました。
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足のトラブルと言うと様々なことが思い浮かぶかと思います。

「外反母趾」「巻き爪」「タコやウオノメ」「水虫」などなど・・・

今回の紹介するのは、ご本人も気が付いていない様な小さなトラブルでした。

それは・・・「足爪の乾燥」

私が使用しているスワダのニッパーは、正しく使用することで爪への衝撃が少なく、爪に優しい道具だとお気に入りです。
爪を切る時に、パチン!パチン!と言う音が気持ちよく思う方も多いかと思いますが、これは爪へのダメージが大きくトラブルの原因になります。
どんなトラブルかと言いますと、「爪の剥離」です。

実は私たちが「爪」と呼んでいるところは「爪甲」と言います。
爪の中でも面積が広く、目に見える部分です。
先端の白くなっている所は「爪先」です。

爪は皮膚の一部で、タンパク質の一種である「ケラチン」からできています。
カルシウムではありません。
一見、一枚の硬い身体の一部分のようですが、実は3枚構造です。

ネイリスト検定さんのページが分かりやすいです。

勢いよく、爪をパチンパチンと切ることはこの3枚の層が剥がれてしまう可能性があります。
特に爪が乾燥をして水分が足りないと、爪が剥がれるばかりか割れやすくなってしまい危険です。

では、なぜ介護スタッフさんに注意報なのでしょうか?
それは・・・
介護スタッフさんの大切な業務である入浴介助で、足爪にもダメージが出るのです。
入浴介助
養成講座の受講生さんでもある介護スタッフさんは、お一人入浴介助が済むごとに消毒を手足の消毒をするそうです。
一日、何度も水場に立ち、アルコール消毒を繰り返すことは皮膚だけでなく爪にもダメージが出てしまいます。

そのため爪も「乾燥」し、衝撃の少ないニッパーでの爪切りでも爪の剥離が見られました。
爪が剥離していること。乾燥が原因なことをお伝えすると、驚いていましたが爪も皮膚の一部だと認識して頂ければ当然です。

では、どうケアすれば良いでしょうか?
それはお肌同様、保湿です。
爪用の保湿クリームなども出ていますが、まずは爪周りや爪もお持ちの保湿クリームでケアをしてみて下さい。
爪
受講生さんには、爪用の栄養剤をお渡しして1カ月爪の状態を観察してもらいました。
他の受講生さんが見ても見違えるほど、爪の色が良くなっていました。

どうぞ、爪もお肌の一部だと思って保湿を継続して下さい。

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