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高齢者フットケアは何より観察・傾聴

高齢者訪問フットケア
介護予防セラピスト 中西です。

本格的に寒くなり、高齢者の足のトラブルも夏の時季とは内容が変わっています。
最近は冷え、浮腫み。
血行不良が原因と思われる、足がつる(こむら返り)こと。
乾燥でカカトがカサカサして痛む。

などなど・・・

その中でまず足がつる。
最近だとのことなので、血行不良からの冷えが原因ではないかと思われます。
朝方、布団の中で足がピキーンとつると、痛みで呼吸が苦しくなるほどです。
最近、このお悩み多くいらっしゃいます。

しかし・・・
元気でしっかりものの高齢者ですとまたまた,ご自分の判断で対処をしている方が多いです。
下記の2点は、NG対処法です。

足首痛
<足の冷え、つるの対処法>

①湿布を貼って寝る。

湿布の効能は「消炎・鎮痛」です。
ねんざや打撲で、腫れている時には冷やして熱を冷ます役目があります。
しかし痛みという言葉は同じでも、つる(こむら返り)原因は冷えからの筋肉の収縮や緊張によるものです。
湿布薬で、患部を冷やすのは逆効果です。

②○ンソータムを塗る

なでしょうか?
高齢者の三種の神器とも言えるくらいの大人気、塗り薬です。
塗った時のスースーする感じが、効いているようで安心するのでしょうか?
これも全く意味がありません。

上記の内容は、フットケアに入っている時に体調を伺いながらヒアリングして出て来たことです。

観察をして異常があった場合の質問は

①痛みや痒みがないか
②いつ頃から変化があったか
③スタッフやナースに報告をしたか
④どう対処をしていたのか

時々、ビックリするようなことが出てきます。
ですがお話を少しずつ進めていいくと、ご本人の気持ちまで見えてきます。

講座では毎回、言っています。
「フットケア導入に技術は要りません」

足に興味・関心を持ち観察をすることから始めて見て下さい。
きっと今まで、見えなかったことが見えてくるはずです。

<予定講座のご案内>
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