介護予防セラピスト
訪問フットケア中西です。
昨日の記事で足のむくみと台風の関係をご説明しました。
台風と足のむくみの関係
では、どうやっ台風時のむくみ対策をしましょう?
その前に、もう少しだけ「自律神経」について触れておきます。
♦自律神経って何でしょうか?
人間の身体には恒常性(ホメオスタシス)と言って、身体を常に一定の状態に保つ機能は備わっています。
この恒常性の働きに自律神経が大きくかかわっています。
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の二つがあります。
人はこの二つの神経を上手に切り替えをして、身体の状態を一定に保っているのです。
「交感神経」は通常で昼間、活動的に動くときに優位に働きます。
心拍数、血圧を上げ気持ちを興奮させる働きがあります。
血管は収縮し内臓の働き抑えられます。
「副交感神経」は通常で夜間などリラックス状態にある時に優位に働きます、
心拍数、血圧は下がり気持ちは穏やかに落ち着きます。
心拍数は、血圧は下がり内臓の働きは活発になります。
血管は拡張します。
どちらの神経がより重要とかではなく、二つの神経の切り替えを上手にできることが大切です。
では台風のむくみ対策どうしましょう?
♦ゆっくりとお湯につかる
ぬるめのお湯にゆっくりと入浴することは、副交感神経が優位になりリラックスできます。
高齢者施設では足湯でも効果があるでしょう。
アロマオイルの香りをプラスするのも、良いですね。
♦ストレッチをする
低気圧がくると、どうしても呼吸がしにくくなります。
背中・胸・脇・太もも裏側・ふくらはぎを積極的に伸ばして下さい。
ふくらはぎは第2の心臓です。
ふくらはぎが凝り固まっていると益々、血行が悪くなり浮腫みが強くなります。
ふくらはぎをしっかりと伸ばすと呼吸がラクにできるようになります。
♦パソコンは早目にオフ
パソコンに限らず、遅くまでスマホをいじっていることは脳が休まりません。
普段から寝る直前まで、パソコンやスマホの画面とにらめっこは自律神経の切り替えが上手にいかなくなります。
特に天候が不安定な時は、眠りにつきずらくなります。
早目にスイッチを切って、寝る準備をしましょう。
その他、普段から規則正しい生活を心がけて自律神経の切り替えを上手にできるようにしておきましょう。