湘南あしケア訪問サービス
介護予防セラピスト 中西です。
先週、今週と続けて大型台風が日本列島に接近・上陸しました。
大型なため、身体に何らかの影響を感じた方多いのではないでしょうか?
影響が出る不調は頭痛・不眠・呼吸・浮腫みなどがあります。
<参考記事>
季節の変わり目と、高齢者の浮腫み
どうして台風が近づくと身体に不調が出るのでしょうか?
高気圧では酸素が多く、交感神経が優位になります。
交感神経が優位になると、活動的になり身体を動かしやすくなります。
逆に低気圧は酸素の濃度が薄い状態です。
副交感神経が優位になり、身体が重くなり古傷が痛むこともあります。
台風は巨大な低気圧ですから、自律神経のバランスが崩れやすく身体に不調が出やすくなるのです。
どうして台風が近づくと足が浮腫むのでしょうか?
低気圧とは大気の圧が低い状態です。
気圧が高い状態から低い状態の時、体内は逆に圧を高くしようとします。
しかし外環境が急激に変化すると、身体の調整機能も追いつかずに不調が発生することになります。
身体の圧を高くするために、血管やリンパ管を膨張させるので、体内の循環が悪くなり浮腫みやすくなることがあります。
浮腫みが強くなると関節の動きも悪くなります。
その結果、腰痛や膝痛などの痛みが出てくる場合もあるのです。
風船が膨らんでいるのは、中と外の圧のバランスです。
この状態が体内でも起こっています。
耳の奥のリンパが膨らんで三半規管に影響が出ると、めまいなどの症状が出る場合もあります。
足(脚)は通常でも身体の下にあり浮腫みやすい所です。
車椅子で座ったままの人は特に注意が必要です。
少し横になるか、靴を脱いで足首をクルクルと回してみて下さい。
2013年7月 投稿
2016年9月 加筆・修正 再投稿