介護予防セラピスト
高齢者訪問フットケア中西です。
先日の「小股が切れ上がったイイ女って?」の記事にたくさん「いいね!」頂きありがとうございました。
身体の部位での表現や慣用句、ことわざなどは、日本人ならではのようです。
二の腕ってどこ?
小腹・小脇・小股・別腹・姑息など、実際にはどこに?と考えてしまう言葉も多くあります。
実際に目に見える部位ではなくて、日本人の感覚の中になる身体の部位なのでしょう。
それでは言葉でも実際にもありますが「二の腕」はどこを指すでしょうか?
一般的には「二の腕」と言うと、上腕になります。
イラストの丸で囲んだ部分です。
女性はココがたるみやすく、露出が増える夏前に「二の腕」に関する情報が多くなります。
しかし、調べると昔は肘から手首までが「二の腕」となっていました。
イラストの四角く囲った部分です。
現在の「二の腕」と呼ばれている上腕は「一の腕」だったのです!
本当の二の腕の部位は?
では、どうして上腕が「二の腕」として呼ばれるようになったのでしょうか?
これは私の説ですが、現在の上腕を指す「二の腕」で正解!
肘から手首までは「三の腕」です。
何故なら「一の腕」は別に存在するから!
それは一体どこでしょうか?
実はココ・・・
背中にある羽のように左右に広がる大きな骨。
「肩甲骨」と言います。よく聞きますね。
腕はココから始まっています。
上腕とつながっているのがわかりますか?
ですから「一の腕」は背中にある腕なのです。
本来なら腕を挙げるのは背中の肩甲骨から動かせれば良いのですが、目に見えやすい「二の腕」の存在に押されて隠れ、使うことも忘れてしまいがちな「一の腕」。
ですが「一の腕」あっての「二の腕」なのです。
「一の腕」を使わずに「二の腕」のチカラで頑張り続けた結果の「四十肩」「五十肩」
「二の腕」さえも使わずに、小手先のチカラで頑張り続けた結果の「腱鞘炎」
フィギュアスケートの選手の表現力。
羽生選手や浅田選手を想像して見て下さい。
決して肩を挙げているだけでは、あんな風にダイナミックな表現できません。
2014年1月の1Day講座では、肩甲骨の意識も確認してもらいました。
腕の意識が高まることによって、痛みの緩和に繋がります。
やはり腕や手にトラブルをお持ちの方が、動きが悪かったです。
では、どうしたら「一の腕」を活性化させることができるでしょうか?
実は意外かもしれませんが、
骨盤に関係します。
身体って単体で見ても変化はでません。
痛みとは違う所に原因があることが多々あります。
肩が上がらない、腕が痛い、首が回らない・・・
これは身体からの信号。
身体が何を訴えてきているのかを理解できれば、改善につながるはずです。
2014年2月1日 記事投稿
2016年6月24日 加筆修正投稿