高齢者訪問フットケア
介護予防セラピスト 中西です。
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高齢者の足の浮腫み改善法
コチラの記事も合わせて読んで頂けると、分かりやすいかと思います。
高齢者どうして浮腫む?
では、どうやって浮腫みケアをしましょう?
血液は心臓がポンプの役割をして、全身に栄養や酸素を送ります。
そして心臓に戻る時には、静脈やリンパ管を通じで不要になった水分や老廃物を排出するために取り込んでいきます。
心臓に戻る時にもポンプが必要です。
これが「第2の心臓」と言われてい脚なのです。
具体的には「ふくらはぎ」の筋肉の収縮によって、足先から心臓まで押し上げています。
そして、ふくらはぎの筋肉が収縮するためには、足首がよく動く必要があります。
なぜなら足首のよく動くことによってアキレス腱がよく伸びて、繋がるふくらはぎの筋肉とも連動するからです。
そして足首の動きと連動しているのが、MP関節。
足の前の部分にある、足裏の横アーチを形成している関節です。
MP関節の柔軟性が足首の動きにも影響を与えます。
正しい歩行では、かかとにかかった体重が前足部に移動し、MP関節がしっかりと動くことによって地を蹴り親指に体重が抜けるのです。
ですからしっかりとMP関節を動かすことができないハイヒールでは、足首の動きも出ません。
そのため脚も浮腫みやすくなります。
歩行が減少する高齢者では、足首の動きも減少します。
ふくらはぎのポンプ機能の働かないので、脚も浮腫みやすくなるのです。
動かさないことによって足首はどんどん、固くなり動きも悪くなります。
日常のちょっとした時に足首を動かすようにするだけで、浮腫みの様子が変化してきます。
介護が必要な方では、例えば入浴時の足の拭きとりの時。
靴を履いてもらう時に、足首をちょっとストレッチ。
日常の中に、ちょこっとフットケアをプラスしてもらうだけで浮腫みや足の様子が変わってくると思います。
どうぞ無理のない範囲で、介護の隙間に取り入れてみて下さい。