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よくある間違った靴選びの思い込み

高齢者訪問フットケア
介護予防セラピスト中西です。

足に合った靴を選ぶのは、本当に難しいです。
ある方は、1足3万円以上の靴を購入しても足に合わずに悩んでいます。
まずは、よくある靴の選び方の間違った知識を改めてみましょう。

1 高価な靴なら足に合う?

足に合う靴を見つけるのは大変、困難です。 最近では高価なコンフォートシューズも多く売れている様です。
靴の不具合は足だけのトラブルにとどまらず、膝・腰の痛みにまで発展してしまう方もいます。
例え高価な靴でも、足に合って歩きやすく、身体に不調がなければ有り難いと思い購入する方も少なくありません。
しかし例え高価な靴でも、全ての人に合う靴はあり得ません。 
店員さんが、足のサイズや形、足や身体の不調までをカウンセリングして下さるようなお店なら安心でしょう。

2 試着で少々、足に合わなくてもそのうちに足が慣れるから大丈夫!

試着で合わない靴が購入してその後、足に合ってくることはないでしょう。
試着はサイズ(足長・幅)・形を足に合っているかをよく確認することが大切です。
必ず両足を入れて試して下さい。 また座っていても履いた感じは分かりません。
立って、できるだけ店内を歩いてみて下さい。
ニューバランス

3 外反母趾は幅の広めの靴を選ぶ

外反母趾の方は幅の広い靴を選んでいる方が多いですが、これも間違いです。
靴の幅が広く靴の中で足が中滑りすると、摩擦によってタコやウオノメなどのトラブルが出ます。
幅はピッタリを選ぶか、靴ひもやテープで足と靴を固定できるようなものを選びましょう。
また外反母趾は足裏のアーチが落ち込んでいることによって、引き起こされるトラブルでもあります。
インソール(中敷き)などで足裏のアーチを持ち上げるようにサポートすると、足幅が本来のサイズに戻ります。
また、出っ張った部分の当たりが柔らかい素材を選ぶと痛みも軽減されます。
外反母趾

4 子供の靴は、すぐに成長するので大きめサイズを選んでおく。

成長次期の子供は足のサイズもどんどん大きくなります。
あっと言う間に合わせた靴のサイズが小さくなってしまいます。
運動靴や上履きなど、あえて大きめのサイズを選んで履かせている親は今すぐやめて下さい!
成長途中の子供の骨はとても柔らかく、変形しやすいのです。
この次期にきちんとした靴を履く事が、足だけでなく身体にもとても大切です。
大変でも足に合った靴を子供の頃から選びましょう。
同様の理由で子供の頃からのサンダル履きやブーツ・ハイヒールも危険です。女の子は特に注意です!

5 通信販売で靴を買う

色んなものがネットで購入できる時代です。テレビを観ていると電話購入できる品物を多くあります。
しかし靴は試着をしてみても、足に合う靴を選ぶのは難しいのですから、通信販売でサイズを確認しただけでの購入は
危険です。 便利な通信販売ではありますが、靴の購入は避けましょう。

上記を読んで頂き、お心当たりがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ひとつでもあれば、すぐに辞めて下さい。
足に合わない靴を長く履く事で、身体に様々な悪影響を及ぼします。

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