高齢者訪問フットケア
介護予防セラピスト中西です。
「フットケア」という言葉も少しずつ広まりつつあります。
特に高齢者フットケアは、セラピストも増えココ数年で普及していることを感じております。
とは言え、まだまだ正しい知識が広まったとは言えません。
高齢者フットケアで大切なポイント
♦フットケアって看護師でないとできないでしょう?
♦フットケアを導入するってお金がかかるのでしょう?
♦フットケアって介護職がやってもいいの?
そんな、ご質問が多くあります。
そもそも、フットケアって何でしょうか?
上の図で示したように、私の考えるフットケアとは
「清潔」「観察」「継続」の3つです。
②定期的に観察をして、小さなトラブルや異変に気が付き対処すること
③それらのことを、長く継続すること
高齢者の足の観察
3つのポイントを行う為の手段が、フットケアの技術です。
例えば観察をしたことによって、爪が長く伸びて危険だったら爪切りをすることに繋がります。
水虫の症状が観察によって、確認できたので足浴の実施に繋がる場合もあります。
簡単で当たりまえのことのように感じますが、何よりも大切なことなのです。
上記が観察のポイントです。
ただ見るのは「観察」とは言えません。
目的を持ち、観察のポイントを頭に入れて注意を払って足の状態を確認することを「観察」と言うのです。
改て毎日、靴下を脱いでもらい「観察」する時間を作らなくても足浴・薬の塗布・入浴・着替えなど機会はあるのではないでしょうか?
介護職、一人一人がポイントに注意をして「観察」を行えば難しいことではないのではないでしょうか?
「観察」がきちんとできている施設はフットケア導入していると言っても過言ではありません。
「観察」することによって、その方の足に必要なケアが見えてくるはずだからです。
高齢者施設でフットケアを導入!!と言うと、とても敷居が高く準備も大変なように感じますが、まずは「観察」を始めて見て下さい。
きっと、意識改革が状況を変えるはずです。
2014年11月26日 記事投稿
2016年6月29日 修正投稿