弊社は高齢者施設に訪問をし、自費サービスとしてフットケアを提供しています。
このスタイルで10年。
訪問先も年々、増えています。
時々、ご質問・ご相談があるのが
施設でフットケアを始めようと思っているのですが、何から始めたら良いでしょうか?
ご入居者の足爪が、通常の爪切りではケアできない方が多く、日常のケアでは時間も技術も対応が難しいのは、多くの施設のお悩みだと思います。
フットケア導入の目的をしっかり確認しましょう。
現在、弊社をご利用頂いている訪問先の施設は数十件あります。
ご紹介や、ネットで検索をして探して下さったなど、きっかけは様々です。
そしてサービス導入の目的もそれぞれ、微妙に違います。
☑忙しく、ご利用者の足爪をケアする時間がないので、アウトソーシングしたい。
☑ご利用者の足爪の変形がひどく、正しいケアの方法が分からないのでプロに任せたい。
☑お風呂も嫌がり、とても足爪を切らせてもらえないので、何とかケアを頼みたい。
☑フットケア導入を、他施設との差別化をし集客に繋げたい。
☑その他
施設毎の事情があり、目的も細かいリクエストもそれぞれです。
私たちはできる限り、ニーズに合わせてケアに入ります。
例えば、とにかく足爪のケアで困っているので、できる範囲で多くの方の足爪を整えてもらいたい!
との、リクエストでは、1日プランをご提案させて頂いております。
個別にしっかりと傾聴・リラクゼーションまでをご希望の場合は、30分、または1時間のコースをご提案します。
ある意味、外部に依頼するのは、お金で解決するパターンですね。
しかしプロに任せる安心感や、準備不要な手軽さはあるかと思います。
施設内でフットケアを始めるには?
どう始めるかを考える前に、なぜフットケアを始めるのか?
考える必要があります。
つまりフットケアを始める目的です。
これは施設内で、スタッフを活用して始めようとする場合も同じです。
そして、フットケアの目的を施設内で周知することがさらに大切です。
一人が良いと思って行動しても、施設内の同意を得ずに始めるのは、ただの自己満足です。
施設内でフットケアを始めたとは言えません。
ご利用者の安全を第一に考えるならば、施設内の同意を得てから始めるべきです。
一人で爪切りを始めることは、技術があれば難しいことではないかもしれません。
しかし長く継続をする必要があるならば、その行動は正しいと言えるでしょうか?
爪切りばかりがフットケアではありません
何を目的にするかが不明確で、闇雲に行動をしてもコトは進みません。
施設の中で、「目的」を共有することで自ずとやるべきことが見えてくるはずです。
フットケアのイメージは、「足の爪切り」「足のマッサージ」でしょうか?
でも実は、フットケアの大切な3つのポイントに技術は不要です。
大切なポイントは、3つです。
本当はフットケアを導入しようと考える以前に、日常の当たり前のケアで行なって欲しいのですが実際、きちんとできている施設はどれくらいでしょうか?
できていない施設は明日から、できていると思ってる施設でも見直してみてください。
足の隅々まで、「観察」をすると、今まで気がつかなかったことが見えてくるはずです。
高齢者では特に、小さなトラブルのうちに対処をすることが大切です。
毎日、多くの目で観察をすれば大事ならずに済みます。
今の時季、そろそろ指の間に蒸れや、ふやけた状態になっている方が出てきています。
毎日しっかり洗い、乾燥を心がければ悪化せずに済むはずです。
そんな小さなケアが、ご利用者の健康を足から支えるという事なのです。
技術も不要、備品も不要、事故の心配もありません。
ぜひ!明日から始めてみてください。