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足の爪切り、お断りの場合のプロの対応〜高齢者ケア

高齢者訪問フットケア
介護予防セラピスト 中西です。

高齢者施設へ訪問をして、フットケアサービスを提供しています。
足の爪切りがメインのケアなので、月に1度ケアに入る頻度です。

多くの方を施術していると、足の爪切りが嫌いな方も何名かいらっしゃいます。
またお声かけさせて頂き、爪切りを始めても数分過ぎると「もうやめて」と言い出してしまう方も。

足の爪は1ヶ月過ぎると長くなってしまうので、切りたいのは山々。
でも、嫌だとおっしゃっているのに無理に続ける訳にもいきません。
動いてしまったらニッパーと言えども刃物、危険です。

高齢者施設で、入居者様に爪切りを断られたときの対応法はあるのでしょうか?

①どうして嫌なのかを聞く。

今日が嫌なのか、今の時間が嫌なのか、足を見せるのが嫌なのか、お金が掛かるから嫌なのか、他に何か理由があるのか。
理由を伺えた場合は、納得できるお返事をするように努力をします。
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②時間を改める

嫌な理由が聞くことができなくても、時間を変えてお声を掛けるとすんなりと了解をもらえることもあります。

③日を改める

月に何度か訪問をしている施設の場合は、日を改めお声かけすることも。
日が変わるとお気持ちが変わることもあります。
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④時間が長くなると嫌な方は何度かに分けてケアに入る。

お声かけして足の爪切りを始めたものの、5分程度で嫌になってしまう方もいらっしゃいます。
5分で両足ともキレイに仕上げるのはさすがに厳しい。
しかし始めてしまったケアを途中で終了する訳にもいきません。

そんな時は一旦、終了をして終わりのご挨拶も済ませます。
別の方のケアに移り、終わったらまた始まりのご挨拶をして途中で終わったケアを再開します。
これを何度か繰り返してやっと一通り終えることができることもあります。

その方によって、対応も変わってきますが高齢者フットケアならではの苦労もあります。
フットケアの技術だけでは足りないのが、高齢者フットケア。
難しくもあり、楽しくやりがいを感じることもたくさんあります。

介護予防セラピスト養成講座では、フットケアの技術や知識以外の内容もふまえ、高齢者フットケアのスペシャリストを養成するカリキュラムとなっております。

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