サイトリニューアル、初投稿になります。
私、中西が高齢者フットケアを始めて、今年の春で11年になります。
一人で細々と始めた仕事でしたが、今では信頼できるスタッフにも恵まれ、訪問先もお客様も増え続けています。
2020年、新たな気持ちで仕事を始めました。
しかし・・・
年始からお客様の訃報が続き、心が折れそうな1月でした。
フットケアがご家族の安心に
あるお客様は、急な旅立ちの連絡をご家族から、その日にいただきました。
急なことで、とても驚きました。
最後のケアは、お元気な様子で会話も多くあり、次のお約束をしてお別れしました。
それが最後になるとは・・・
遠方で、中々、顔を見に行くことができず、気になっていらっしゃったご家族に、私が知る限りの、お客様の様子や会話をお伝えしました。
旅立ちの時からケアが間がなかったこともあり、私の報告に安心した様子でした。
そして頂いた言葉は
「湘南あしケアさんに、お世話になって本当に良かった。」
私たちのフットケアが、ご家族の最後の安心になったとだと思えて、涙が出ました。
そして、お客様ご自身もそう思って旅立ってくださっていたら、最高に嬉しいことです。
今日が最後のケアになるかもしれない
私たちのお客様は長く未来がある方ではなく、人生の締めくくりに入っている方です。
11年、この仕事をしてきて、何度もお客様に教えてもらいました。
「今、この時間を大切にすること」
今日のフットケアがお客様にとっても、私たちにとっても最後になるかもしれないのです。
年明けからの突然のお別れの連続に再度、考えるきっかけをもらいました。
「今を大切に生きているか」
高齢者フットケアは、心のケア
フットケアは足のお手入れですが、高齢者フットケアは、お客様のお気持ちを理解しようとすることが、何よりも大切です。
人生の大先輩のお気持ちを、話を聴いただけで理解できるわけがありませんが、だからこそ、理解する努力が必要です。
その努力を感じてもらえた時に、お客様との信頼関係ができるのです。
人生の締めくくりの時間に関わり、信頼関係を築ける。
今を大切に目の前のお客様のケアに向き合うこと。
それはお客様だけでなく、ご家族や、施設のスタッフ・・・多くの人との信頼関係のきっかけになるのです。
私たちは、光栄で尊い仕事をさせて頂いています。