小さな工夫で介護現場が大きく変わる〜オキシトシン大作戦

前記事でも紹介しました「オキシトシン」
幸せホルモン・抗ストレスホルモン・抗不安ホルモン とも呼ばれその作用は身体に大きく影響を与えます。
幸せホルモン「オキシトシン」〜お客様から頂いているギフト

相手を想う気持ち、大切に想う気持ちによって分泌が多くなります。
そして分泌を増加させるのに、スキンシップが何よりも効果的。

これって、介護の現場に生かさない手はありませんよね。

忙しい介護現場のすき間ケア

介護スタッフ向けの講座では常々、お伝えしていた「介護現場のすき間ケア」。
ご利用者様へ、マッサージの時間を取れたらとても良いのですが、忙しい現場では難しいのが現状だと思います。
一生懸命、目標を決めても続かないことには意味がありません。

それなら!今、すでに行っている介護技術を一工夫すれば良いのです!

例えば・・・

足浴・入浴時の足の洗い方・タオルワーク・保湿・薬の塗布・その他

当たり前のように毎日、行っているのではないでしょうか?
その当たり前のことを業務として行うのではなく、ケアとして行うのです。

難しいことはありません。
明日からすぐにできます。時間もかかりません。

大切なことは相手を大切に想う気持です。

寒い季節です。
冷たい手で触れられると、身体がこわばり緊張します。
手は温めてから触れましょう。
そして保湿の時にはクリームやオイルも手の中で温めてから、そっと塗布するようにしましょう。

もしかすると、高速の動きでクリームや薬を塗布していませんか?
手をぴったりとお相手の身体に密着をさせ、ゆっくりと手を動かすように心がけてみて下さい。
目安は1秒に5センチ。このスピードがオキシトシン分泌には効果的です。

忙しいと、つい手の動きが速くなりがちです。
お気持ちはよく分かりますが、手の動きをゆっくりとしても時間に大差はありません。

これだけでも、身体を大切に扱ってもらっている気持が伝わります。
きっとあなた自身の気持にも変化がでるはずです。

小さな一歩で現場が変わるかも!

どんな小さなことでも、始めなければ変化はありません。
例え小さなことでも始めれば、間違いなく前進です。

あなたの小さな一歩で、ご利用者様に小さな変化が現れるかもしれません。
そして変化の連続が、大きく現場を変えることになるかもしれません。

幸せ・笑顔は連鎖します。
あなたの一工夫で、笑顔の感染を始めましょう!

相手を大切に想い、身体に触れる
手の動きはゆっくりを心がける
当たり前の業務をケアにする

フォローお願いします