神奈川県・介護施設へのフットケア導入はお気軽にご相談ください

どうして正しく歩けない?正しい歩行とは?

訪問フットケア
介護予防セラピスト中西です。

腰痛・膝痛・肩凝りにお悩みの方は多いと思います。
正しく姿勢を取り、正しく歩ければこの悩みのほとんどは解決するかもしれません。

正しい歩行とは・・・
足裏体重移動

かかとで着地をして、小指方向に体重移動して親指に抜けていくのが理想です。
しかし・・・そんなことを頭で考えながら歩いている方はまず、いないでしょう。
ではどうしたら理想的な足裏の体重移動ができるのでしょうか?

DSC_1433

上の足裏画像はケアをする前の、画像です。

DSC_1432

次の写真がケア後の足裏です。

見比べると5本指がしっかりと地に着いているのが分かります。
それだけではありません。
注目するのは、土踏まずのクリアさです。

これはかかとで着地し、小指にスムーズに体重移動していることを表しています。
また外側のラインもぼやけていたのがハッキリとしています。
歩行時に体重が外側に揺れてしまっていたのが解消されたということです。

では一体、どこにアプローチをしたのでしょうか?

ハムストリング

実は太ももの裏側「ハムストリング」です。
ハムストリングは大腿二頭筋・半腱用筋・半膜用筋・薄筋の4つの筋肉で構成されています。
比較的、大きい筋肉でありながら私に限らず意識がとても薄い場所です。

上の絵を見てもらうと、ふくらはぎに繋がり脊柱起立筋に繋がっていることから姿勢の保持に大きく関与している事がわかります。
腸脛靭帯とハムストリングの外側の大腿二頭筋とで、歩行時に体重が外に流れないように防いでいます。
高齢者ではココの意識が特に薄くなることから、横に転倒して大腿骨骨折が多いのです。

そして半腱・半膜用筋では歩行時に後ろに蹴り上げる動作に関係があります。
つまりかかとで着地をして小指に体重が移動するときです。
後ろに蹴り上げ、反対の足が前に出るのです。

ではどうしたらハムストリングに意識が戻ってくるでしょうか?
筋トレは不要です。
鍛えるのではなくて、目覚めてもらうのです。
長いこと眠ってしまっている方がほとんどの部位。
いきなりハムストリングにアプローチをしても、すぐに戻ってしまいます。

まずは準備段階。

イチロー1

四股ふみできますか?
四股ふみすることによって、股関節のはまりが深くなり骨盤・股関節が安定します。
身体の土台である骨盤・股関節が安定することによってハムストリングも緩みやすくなります。
そして上肢も下肢も自由度が増すのです。

色んなストレッチがありますが、基本は骨盤・股関節の安定性です。
骨盤・股関節が安定すれば不要な緊張や、無駄な力が抜けていきます。
その結果、本来の身体の使い方ができるようになり歩行も正しくなるという訳です。
イチローが今でも現役を続けていられるのは、筋力に頼ることなく身体のバランスと柔軟性を追求しているからではないでしょうか?

まずは骨盤・股関節を意識してみてください。
<関連記事>
坐骨座りでロコモ予防!!

記事をシェアする

Topics

あなたにオススメの記事

湘南あしケア訪問サービス 靴選び 指定靴によるトラブルが増えています

左右で足の大きさが違うわけ?

介護予防セラピスト中西です。 左右の足の大きさのちがい 左右で明らかに足の大きさ(長さ)が違う場合、靴選びでは苦労される方が多いです。 左右で違うサイズの靴を購入できる靴屋はほとんどないので、インソールを入れて調整したり

つづきを読む »

Information

サービス・料金

湘南あしケア訪問サービスのサービス・料金
各種プランの比較はこちらから

会社概要

湘南あしケア訪問サービス 会社概要
詳細はこちら

お問い合わせ

高齢者フットケア導入相談窓口
資料請求はこちら

上部へスクロール