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外反母趾で脱臼?高齢者の足変形

介護予防セラピスト中西です。

足の変形の代表選手は「外反母趾」ではないでしょうか?
高齢者では実に多い、足のトラブルです。

時代背景もあるでしょう。
戦後はアメリカ文化が押し寄せ、
着物から洋服へ
下駄や草履から靴に移行したのでしょう。

ですが、日本人は長いこと靴など履いていませんし、アメリカから入ってきた靴は日本人に合わせて作ってくれている訳もなく、高度成長期を合わない靴で走っていたのです。
落ち着いて足元を見たら、足が変形していた・・・
という事が多かったらしいです。

外反母趾といっても、足が変形してるだけではありません。
靴が合わずに、出っ張った骨の部分があたり痛むことはもちろんです。

その他、65歳以上の転倒経験者の約5割が、程度の差はありますが外反母趾をもっていたというデータもあります。
これは足裏にあるメカノレセピターが、正しく作動しないためだと考えられます。

メカノレセプターと足トラブルの関係

メカノレセプターが正しく作動されなければ、正しい姿勢の保持も厳しくなります。
その為、高齢者では歩行が不安定になる場合も多々あります。

そのほか、足の形や靴の形によってはこんな結果も

お分かりでしょうか?
親指が第2趾に乗っかってしまっています。
そのため、第2趾にかなりの荷重が加わり関節が脱臼しています。

痛みはありませんが、これではしっかりと地に足を着けて歩けるはずがありません。
こうなる前に、足のストレッチや筋トレで予防する必要があります。

先日のフットケア学会で整形外科のドクターの発表では、外反母趾にストレッチや筋トレは有効。
年齢が若ければ、効果も期待できるとおっしゃっていました。

まずはご自分の足を観察して、変わった様子がないか?
お友達や家族と見比べてみて、外反母趾になっていないかの確認からしてみてください。

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