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足裏と太もも裏の関係(メカノレセプター)

介護予防セラピスト中西です。

昨夜は月に一度の、機能解剖学の授業@Studio Pivot

今月もテーマは引き続いてメカノレセプターについて。
私にはとてもありがたく日頃、目にしている光景があれもこれもと繋がってきます。

ここ数カ月、身体のそれぞれの部分と足裏にあるメカノレセプターの関係について検証してきました。
今回は太もも(ハムストリング)です。

実は私、施術の対象がほぼ高齢者だと言うこともありますが、ハムストリングが柔軟な方を見たことがほとんどありません。
皆さん、固くなっています・・・
残念ながら私もその一人です。

ハムストリングが固くなってしまうと、足裏にあるメカノセセプターは作動しなくなります。
なぜでしょうか?

歩行時に踏み出した脚は、反対の足が踏み込もうとする時にはすでに地を蹴る動作に入ります。

地を蹴るときに脚の裏側のハムストリング(太もも)、ふくらはぎの柔軟性が重要になってきます。
脚裏が縮んで固まっていては、後ろに伸びる動作ができません。

脚裏の柔軟でバネのようだと、足の前の部分(MP関節)が地を踏み蹴ることができるのです。
ゆっくりと大げさに歩行動作をして確認して見て下さい。
1歩目で出た脚は、2歩目が前に出ると脚裏が伸び、足の前部分の関節は曲がっていますね。

この時にメカノレセプターが作動し、姿勢の制御をしているのです。
そのため足裏面積たった2%、片足着地時1%でも転倒することなく歩くことができるのです。

しかし高齢になると骨盤の後傾が多くなります。

その為、膝も曲がりハムストリングも縮んで固くなってしまうのです。
そうなると、足裏にあるメカノレセプターと連動しなくなります。
姿勢制御ができなくなり、転倒の確率が高くなると言う訳です。

ハムストリングを緩めることは、高齢者にはとても必要なケアになります。
ですが私が見ている限り、柔軟な方はまずいません。
高齢者でなくとも、日頃のケアが必要な部分です。

メカノレセプターが正しく作動し、姿勢の制御ができていると身体は無理な力が不要になります。
そうなると無駄についていた、肉も落ちてきます。
無駄がそぎ落とされ、自然とスリムな身体が手に入ると言う訳です。
もちろん脚の太さも、あっという間に変化します☆

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