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冷え性とボディメカニクスの関係

訪問フットケア
介護予防セラピスト中西です。

某情報番組を観ていたら冷え性とオシリの凝り、腰痛の関係について説明をしていました。

上半身は熱く火照っているけれど、下半身は氷のように冷たいと言うお悩みの方は多いかも。
女性の更年期障害でも、似たような症状がありますね。
つまり、原因は骨盤と股関節の関係です。

骨盤がしっかり安定していなければ腰痛にもなるし、オシリも凝り固まります。
身体の土台である骨盤が不安定ならば、他の部位にも負担がかかりオシリの筋肉が凝り固まるだけではおさまりません。
筋肉が緊張して固くなれば、循環・排出機能も衰えます。
そんなことが原因で冷え性はおこってくるのです。

では、具体的にオシリの筋肉とはどこの筋肉でしょう。

梨状筋
梨状筋です。
仙骨と大腿骨の先端である、大転子についている筋肉です。
役割は股関節の外旋に関係しています。

梨状筋が凝って固くなっていると、股関節が外旋がしにくくなります。
つまり股関節の可動域が狭くなってしまっていることになります。
そして身体の土台である、骨盤・股関節が安定しなくなるのです。

身体の安定があってのボディメカニクスです。

<参考記事>
どうやって使うボディメカニクス

最近、アクセスが多い記事です。
腰痛がある方や、上記が原因での冷え症がある方、ボディメカニクスは使いこなせていないのではないでしょうか?
原因は冷え性も腰痛も同じ所にあるかもしれません。

番組で紹介していたストレッチのひとつ。
やり方は違いますが、MP関節という足の関節のストレッチです。

DSC_0478

つま先をグイーッと曲げてみましょう。
この動きは普段の生活ではまず、ありません。
ゆっくりと伸びを感じながら行いましょう。
足先がぽかぽかしてくるはずです。

足関節がゆるみ、良く動くようになると足裏にあるメカのレセプターの働きが良くなります。
メカノレセプターが正しく作動すると、身体のバランスを取るのがラクになり筋肉の無理な緊張も抜けていきます。

<参考記事>
そもそもメカノレセプターとは?
高齢者の転倒予防〜インンアーマッスルとメカノレセプター

その結果、血行も良くなります。
冷えと浮腫みはセットのトラブルです。
浮腫みの解消にも繋がります。

介護職員に限らず腰痛でお悩みの方、冷えや浮腫みのトラブルはありませんか?
介護技術の方法論を覚える前に、それを使いこなす身体ができていますか?
逆に言えば、身体ができてしまえば技術は自ずと着いてくるのでないかとも思うのです。

介護者の安定した身体が、安定した介護技術に繋がります。
方法論の前に、ご自身の身体を見直すことから始めて下さい。

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