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ボディメカニクス8大原則の前の身体の準備

介護予防セラピスト
訪問フットケア中西です。

最近、アクセスが急に伸びている記事があります。

「どうやって使う?ボディメカニクス」

おそらく介護職の方ではないかと思います。
皆さん、ボディメカニクスの8大原則は頭に入っていても、使いこなせていないのではないでしょうか?
いくら8大原則を暗記して、スラスラ言えても使えないのでは意味がありません。

では、どうして頭では分かっているのにできないのでしょうか?
または使いこなせているつもりでも、身体のどこかに負担が掛かり痛みなどが出ている様ですと正しい方法ではないと言えるでしょう。

移乗
移乗介助は一日の中でも場面が多く、身体に負担も掛かりやす動作です。

◆ボディメカニクスの原則◆

①支持基底面積を広くする。
②重心の位置を低くする。
③重心の移動をスムーズにする。
④重心を近づける
⑤てこの原理を使う。
⑥身体を小さくまとめる。
⑦大きな筋群を使う。
⑧広い空間で効率よく行う。

①で足の幅を広くとり、②腰を落とします。
そして介護者をスムーズに移動させる訳です。
しかし、腰を落とした姿勢を皆さんラクにできるでしょうか?
ラクに姿勢が取れなければ、不安定と言うことになります。

8大原則の①②③をする為には、
♦股関節の安定
 股関節と骨盤の安定がなければ、腰を低くした姿勢で不安定になってしまいます。

♦足首の柔軟性
 腰を低くすると、足首が曲がらなければなりません。
 足首が固いと、腰を低くする妨げになります。
 アキレスけんの柔軟性とセットです。

♦太もも裏側(ハムストリング)の柔軟性
 ハムストリングの伸縮が悪く、縮んでいると骨盤が後傾します。
 腰痛の原因でもありますが、猫背にもなります。
 姿勢が取れずに、ボディメカニクスはあり得ません。
 
♦身体の動きの正しい理解
 身体はどこから、どのように動くのかを理解しましょう。
 脚は股関節から始まり、肩は肩甲骨から始まります。
 この身体の理解がないと、例えば腕だけで持ち上げようとする動きになります。
 そして身体に偏った負担が掛かかり、痛みの原因になるのです。

少なくとも上記の事が備わっていなければなりません。
つまり、ボディメカニクスを使いこなすための、身体の準備が必要だと言うことです。

では、どうやって身体の準備をしていきましょう?
身体は一日にして成らずです。
毎日のコツコツの積み重ねで、トラブルのない身体が出来上がります。
そして気が付けばボディメカニクスも使いこなせているのではないでしょうか?

身体改造ストレッチ①

DSC_1365
または
DSC_0566
タオル1本あればできます。
私が毎日、欠かさずに行っているストレッチのひとつです。
息は止めずに吐いて下さいね。

足首の角度で、ふくらはぎも伸びます。
最初は無理せずに、できる範囲で行ってください。

試しに1週間続けてみて下さい。
身体に変化が出るはずです。

❊1日、両足で10分程度です。
 1度にたくさん行うよりも、何度かに分けて行う方が効果があります。
 隙間時間にどうぞ。

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